ゲッサン2022年3月号 からかい上手の高木さん 感想

今月のゲッサンの表紙は「あそこではたらくムスブさん」、とそのコスプレをしているコスプレイヤーの伊織もえさんが目印。ゲッサン史上初のコスプレグラビア企画ということで、巻頭に4ページのグラビアが掲載されています。

くノ一ツバキの胸の内は休載ですが、代わりに4月から始まるアニメ情報としまして、全班員と先生のアニメ用のカラー設定画がどーんとまとめて公開されています。ぶっちゃけ班員の顔と名前の確認にこれ以上ピッタリな資料は無いってレベルで分かりやすい。

そして今月は久々にカメントツ先生の「漫画ならず道 特別編」が掲載。天才てれびくんの企画で、てれび戦士2人が漫画を描くのに挑戦する企画の指導役としてNHKに出演した時の体験記となっており、企画が企画なだけにそれを指導役の漫画家先生側の視点で読めるという意味では今回も非常に読み応えのあるものになっております。

からかい上手の高木さん

今回のお話は「影絵」。影絵かぁ・・・今の子どもってやるんだろうか?ぶっちゃけ自分の住んでる地域では全く流行らなかったし誰もやってなかった。そして大人はちょうど夕方は仕事してるから知っててもやる時間が無さそうだ。夕方に出来る遊びって子どもの特権な所があるかもしれない。

宿題忘れて居残りになった西片君、夕暮れの帰り道に大人になりたいとふわふわした願望を吐露。そしてその隣で一緒に帰っている高木さん。うん、間違いなく居残りじゃないはずなのに当たり前のように一緒に帰ってますね高木さん。導入が自然すぎて気づかない所だったよ。

自分だけ大人になると西片君が宣言しながら前を歩いていくから、その背を見つめる高木さんはちょっと寂しそう。

でも宣言した直後に西片君が壁で影絵を始めるもんだから高木さんもいつもの調子で笑い出す。いや、早いよ西片君。さっき大人になると言ったばかりなのに。やっぱり西片君は西片君である。そして高木さんも影絵を作ったことで影絵をお互いに見せ合った末に、高木さんが作ったのは・・・oh,もしアニメ4期があれば確実にOPかEDで使われる力作だぜこれは。

高木さんは大人になるならないというより、下校する2人の後ろに伸びる影のように、隣に寄り添い続けられたら良いなと思っているみたい。一緒に同じスピードで、いつまでも。

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