ドルビーアトモスはいいぞ。
ってなわけで、梅田でのガルパン最終章第1話のドルビーアトモス放送が12日で終わってしまうとのことで、仕事の後に直行して観て来ました。新しい職場が電車で間に合う場所で本当に良かった。毎日の電車出勤は少しばかり面倒だとは感じていますが、仕事帰りにすぐ大阪方面に行けるのは便利ですはい。
ポストカードはあんこうチーム、そして席は前の方が空いていたので、この際なので一番前の席のど真ん中に座っちゃいました。
圧倒的な音の表現力を実現した上映形態
爆音や4DXに7.1ch等々、ガルパンの映画の上映形態はホントに一杯あるわけですが、そこにまた一つ加わったのがこの「ドルビーアトモス上映」。
取材記事での説明を簡潔にまとめると、
・天井も含めた床以外の全ての方向から音を出せる
・自由な位置に音を配置できる
・7.1chの音の発生源は8つ、ドルビーアトモスは無限
・・・とのことで、音の表現力はこれまでの上映形態とは比較にならないものになっています。音が映像の通りに出る、と言葉で言うと単純ですが、本当にその通り。声や音の出る位置が、映像と完全にリンクしているんですね。
例えば冒頭のシュルツェンが剥がれるシーンからして、砲撃音が右側から聞こえ、そして左へ通り過ぎて行きます。台詞の一つ一つも、キャラの口の位置と同じ場所から出ると言う凄さ。画面の手前側から声が聞こえるシーンなら、実際に劇場の入口側から声が聞こえてきますし、左から右へ動くなら音も左から右へ移動します。故に戦車が移動し砲弾が飛び交うガルパンとの相性はこれまた抜群。
ハバネロクラブの呑み比べもグラスが毎回違うカットで流れますがその通りに音が流れたり、そど子を追い掛けるシーンなら足音は下から聞こえたり等々・・・音の現実味、映像との一致率が高すぎました。4DXとはまた異なる形での、観客の一体感を高める上映だったと思います。もしこれと4DXが併用出来る劇場があったら、どれほど凄いことになるのか・・・
桃ちゃんの試験結果を見下ろすシーンを始めとする生徒会室でのシーン、主観のシーンや戦車内などは特にドルビーアトモスによる違いを感じやすく、47分という短さの中で非常に効果的に使われていました。一つ一つの音を抜き出して調整している為に、フラッグ車の揺れる音や鳥のさえずり等、今までは気づかなかったor気にも留めなかった音が耳によく残ったりした人も多いことでしょう。
次の大阪での再上映はいつだ、いつなのだ・・・
他の上映形態とはまた別のベクトルで、映画館でのガルパンを求めずにはいられなくなる上映でした。スピーカーの数、すなわち音源の場所がたった2個しかないテレビ、8個しかない7.1chと違い、こちらは冗談抜きで無限大。あまりにも音の一致率が凄まじくて、他の上映でも満足出来なくなるのでは・・・?と感じるほどでした。
梅田での上映は一週間で終わってしまいましたが、是非とも再上映を早い内にやってほしいなと思います。