http://mainichi.jp/articles/20170106/ddm/008/070/102000c
昨日の毎日新聞に、こんな記事があった。
自分は残業代が減るという事実が働く人にとっても残業の抑制を邪魔している、という風に考えていたが、浮いた時間によってそれまで金を払う必要があったサービスを使わずに済むので、収入も減るが支出も減るという側面が生まれることに気づいていなかった。
まだまだ残業や休出は無くならない
一部の会社では時代に合った残業の見直しが行われているけども、実際は99%の職場において残業や休出の改善は遅々として進んでいない。
残業代をコストとして考えると、残業を抑制して売上が減っても残業代も減るので、実際の所プラスマイナスはゼロのはず。けど売上を減らすということは得意先が無くなる恐れもあったりするから、簡単に出来ない現実。
正直言って、過剰な残業がないと営業が立ち行かない状態は、身の丈に合ってないことを根性論で通しているようなもの。ルーズヴェルトゲームの一幕であったように、あまりにも残業が多いなら一人雇った方がコスト的にも得になるのだ。
コストで無いなら改善する必要は無い
けど、それが適用されないパターンがある。
残業代を一切払ってない会社だ。
元からコストに含まれないから、従業員を酷使できる分だけ利益が増えるというわけですね。こういう所の場合、社員なんてタダの労働力としか見ていないから、改善なんてされるわけがない。
当然、異常なことをやっているわけですが、そこではそれが当たり前だから変わることはない。
異常ってのは異常と認識されなきゃ異常じゃないんです。
異常であって、そこにとって普通であるならそれは異常にはならない。異常とは認識しないから改善するという発想すら出ない異常な常識、異常識とでも言えば良いんでしょうかね。
人に説教できる立場かてめぇは
前の職場がまさに、その異常識が蔓延った場所だった。企業に経営指導とかする立場のくせに、てめぇの所は労基ガン無視という酷い有様。
・残業代は一切払わない
・当直の残業代は本人ではなく 部の親睦会費になる
・ハロワの求人は虚偽複数、 仕事の開始時間も休日も嘘にまみれていた
という状態だった。結果どうなったかというと、意を決して奈良から出たのに通勤時間は前より長くなり、朝も前より早くなったのに、通勤費を除いた手取りは前の職場以下
改めて書き起こすと、ひっでぇなこれ!!
昇給や賞与についても非常にしょっぱいと同僚の人々から情報を仕入れていたので、今後も望み薄だと分かった。
俺は何をしに大阪まで電車に乗って働きに行ってるんだろう?
と思ったのも無理からぬこと。
そして上司はその職場の中で極めつけの時代錯誤。異常識を振りかざして俺にも強要してきたので、頭がおかしくなる前に辞めれて本当に良かった。こいつについてはまた今度少し書きますかね。
俺らは使い捨ての道具じゃねぇ
前の職場には、心の底から今言いたいことがある。
社員に誠実でない会社が長続きすると思うな。
そんな風に従業員を使わなきゃ存続できない組織なんざ、無くなっちまった方が世の為だ。