談山神社と長谷寺へ紅葉を見に行って来ました

一月ほど前の話にはなるのですが、紅葉のシーズンを迎えたのならば、見に行かなければ勿体無いと思うのが人間というもの。

奈良の名所と言えば、ちょうどこないだ参拝時間を過ぎていたので入れなかった談山神社もその一つなので、思い切って談山神社→長谷寺というコースで、11月8日に2箇所の紅葉を見てきました。

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2 談山神社
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4 長谷寺
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6 余談

談山神社

桜井市南部の多武峰（とうのみね）の別名が談山（たんざん）。そこに建てられた藤原鎌足を祀る神社が談山神社でございます。その名を冠する西内酒造さんのお酒を大層気に入っているのに、未だ参拝出来ていなかったのですがこの度や～～～～っと行けました。

しかしこの日は何かいつもと違う様子。何も知らなかったのですが、11月の頭から宝刀展をやっておりまして、研ぎ直したガチもんの宝刀は奉納されて見れないのですが、重要文化財の権殿でそれとは別に数百年ものの刀が5点も展示されていました。

いやぁ、こういうのって全然間近で見たことが無かったのですが、ケース越しでも分かる波紋や刀身の美しさ・・・人を斬る為の道具ながら、芸術品とされるのも頷けます。

普通の日本刀だけでなく小刀見たいなのも展示されており、こっちは反りもないので長さを抜きにしても随分と違う印象が。

あと、刀身が剝き出しの為、茎に刻まれた銘も確認出来ました。これも人によって字体が違うのが面白いなぁと。

この日、予想外のこの展示を見たことで、その後11月後半と12月前半に色々とあったのですが・・・まぁそれについては割愛。ともかく、刀は良いものだなぁと知ったのでした。

そしてこの権殿の奥に登山口があり、ここから山道を登る事で御破裂山に入り、鎌足の墓所とそれを祀る祠、更に奈良盆地を一望出来る展望スポットの有る山頂へ行くことが出来ます。山頂からの景色は本当に綺麗。・・・でも何か、神社に行く度に登山してないか私・・・？

その他も、本殿をはじめとする各所を一通り散策。

談山神社、重要文化財と見所が沢山あって良い神社だなぁと思いました。

・・・が、まだ秋というには中途半端な時期だったからか、カメムシが全盛期。平地にはいないようなデカいのが大量に発生しており、拝殿や神廊拝所等の、よりによって土足厳禁で入る所の床や壁にも当たり前のように存在。足元を見たらあちこちで潰れてるし、当然悪臭だし・・・

あと、肝心の紅葉も何か中途半端。令和ちゃんが7年目にもなってまーだ四季というものを理解してないのか、恐らく来るのが半月ほど早かった感じ。今の日本の気候的に、紅葉の見頃は11月下旬～12月上旬なのかもしれませんねぇ。

ちなみに、談山神社の入り口前に多武峰観光ホテルや複数の売店がある為、飲食などの心配は不要。

何だかんだで参拝後は寒かったので、その入り口前のお店で暖まるのを目的に甘酒（ノンアルコール）と串こんにゃくで一息。

串こんにゃくは店前で煮込んでて食欲をそそるし、味噌の種類がとても豊富。中ではおでんやうどん、三輪そうめんのにゅうめんとかもやっています。他にも草餅や奈良漬けなんかも。

売店は西内酒造や今西酒造をはじめ、奈良県中～南部の地酒を選り取り見取りのラインナップで揃えているし試飲もやっていますので、もし奈良の観光ついでに地酒も買いたいと言う人は談山神社への参拝はおすすめです。試飲もするなら車や原付じゃなく、桜井駅からバスで往復するようにしましょう。

長谷寺

さて、談山神社と長谷寺、どちらも桜井駅を起点としてバスで行くか電車で行くかの違いしかない距離間なので、とりあえず桜井駅に戻るのが賢い選択なわけでございます。が・・・

バスも通っているルートである、桜井駅から南下する37号線から談山神社へ行ける交差点では、そのまま直進して吉野町へ繋がる他、左手にはトンネルもあります。ぶっちゃけめっちゃ大回りなのですが、知らない道を走ってみたかったので談山神社を出た後はこのトンネルを経由して長谷寺を目指すことにしました。

このトンネルルートは途中に宮奥ダムがあり、そこから370号線に合流します。そう、何度か行っている宇陀の道の駅がある370号線、その南側に出るんですよね。まさか他の用事の時にここへ来るとは。今回は流石にスルーしましたが、また行きたいなぁ。

で、久々に来た長谷寺なんですが、いつもと様子がちょっと違う。

いくつかの建物が改修中ということで白い天幕に覆われており、お目に掛かることが出来ませんでした。ある意味これはこれでレアなんですが、せっかく来たのにちょっと残念。

初夏は一面の紫陽花で有名な回廊の上にある階段ですが、11月は菊の季節ということで菊の階段となっていました。

黄色を中心に色とりどりの菊が一面に並ぶ階段はとても綺麗。ただ歩くだけでも良い気分になれました。

正面に回収中の白い天幕こそ見えるものの、本堂とそこからの眺めの良さは変わらず。

天気も非常に良く、参拝の途中までは快晴の中で楽しむことが出来ました。

そして夕暮れが近くなってくると、薄い雲が出始めて空模様がなんだか幻想的に。

特に遠くから本堂の方向へこんな風に雲が出ていたので、写真がメチャクチャはかどりました。夕暮れになっちゃう前に来るのが間に合って良かった。雲が良い感じに出ないと見れない景色を拝めて、ちょっと無茶してでも来た甲斐がありました。・・・この日、こっちじゃなく曽爾高原に行っていたら、どんな光景が見れたんだろうか。