今年こそは秋の寒霞渓を見る為に小豆島へ弾丸旅行してきました

突然ですが、12月7日(土)の8時半ごろ、朝から車を走らせた私は兵庫の京橋パーキングエリアにいました。細長い駐車場の上に橋みたいに建った建物の3階に購買とレストラン、テラスがあると。中々特徴的なPAですな。

ほう、カレーが名物ですか。こういう所で朝カレーも良いものですな。しかし一応は菓子パンを1個だけ食べてきたので、流石にそこまで食べるつもりも無かったので・・・

多分PAやSA以外ではあまり見ない、モンテンのツナサンドと珈琲で軽いセカンドモーニング。パンの外側がこれだけちょっと違うなと思っていたら、なんとパイ生地のサンドイッチ。良いですねこれ、こういう違いは実に良い。私好みなサンドイッチだった。

いやそんなことより、お前は朝っぱらから突然どこへ向かってるんだと言われそうですが、今回の目的地はそこから更に車を1時間ほど走らせた場所。少しゆっくりしてたので間に合うか不安でしたが、無事に到着しました。

海!!

じゃなくて、港!福田港!!

今回の目的地は姫路港。タイトルからしてお察しの通りですが、姫路港⇔福田港のルートで、2年半ぶりに小豆島への突発旅行を実行に移しました。高木さんももう完結したし、そもそも実写も見てないし、聖地巡礼をまたしなきゃ!みたいな気持ちは既に無いのですが、四季折々に姿を変える寒霞渓の景色は、また見に行かなければとずっと思っていたのです。

が、昨年はちょうど良いタイミングでまた行くことが無かったので、今年も行かなければ恐らく今後もズルズルと先延ばしにして二度と行かない可能性も普通にあり得たので、1泊2日車中泊だろうが上等!と予定を決めました。ヴィザ爺サンキュー、「足踏み」理論は別の事にも転用できる考え方だったよ。

そんなわけで11時過ぎ出航のフェリーが到着。今回はヤドンフェリーでございます。

中は至る所にヤドン、丸テーブルはモンスターボールにマスターボールという拘りよう。

やどんのお揚げのきつねうどんが売ってたり、中央のくつろぎスペースにはヤドンもシェルダーも大集合していたり・・・

フェリーの航路図もタウンマップ風になってたりのポケモン尽くしで、

何だろう、ヤドンの天国かなここは?

そんな快適空間で波に揺られながら、少し寝たり、デッキに出て強風に揺られながら他のフェリーや島を眺めておよそ1時間40分、13時を過ぎた頃・・・

この景色を去年の内に見に来るべきだった・・・

小豆島よ、私は帰ってきた!!

今回は福田港へ入港のルートなので、スタート地点は島の東側。小豆島の港で一番連想される土庄港とは正反対というか、車でも3~40分と結構離れた距離にあります。が、寒霞渓に向かう一番近いルートなのが恐らくこの福田港。そういう意味では今回の旅では最適のルートで来れました。何せ寒霞渓に行くこと以外は殆ど何も決めてなかったし。

とりあえず、ちょうど良い時間なのでまずは港にある飯屋さんに入り、讃岐うどんとオリーブ牛の牛丼を食べて腹ごしらえ。超美味しい!とかそういう訳ではなかったけど、どちらも普通に美味しかったので満足。現地で地産地消の料理を食べるのが良いのだ。せっかくここまで来てコンビニやチェーンってのも流石にね?

で、更に土産物屋でお土産も軽く買ってから、今度こそ寒霞渓へ向かってエンジンを吹かし山登りを開始。勿論、見事に高揚した山道&海の真ん中に立つ島でもあるので一直線に向かうなんてことはせず、車を都度止めながら写真を撮っていました。あの小島、前に行った所だったか。

さて、到着しました寒霞渓ロープウェイ。前回は頂上まで車で直接行きましたが、どうせロープウェイで往復するし、その後の行動を考えたら今回はこちらに来る方が回りやすいと判断。この場所でも周りが本当に色とりどり、鮮やかですっごい綺麗。そして予想通り、人が一杯。駐車場も運よく一台分が空いてた。

ぎゅうぎゅう詰めのロープウェイに乗り、絶景を肉眼で楽しみながらスマホは録画。そうして辿り着いたのが・・・

日本三大渓谷美のひとつ、寒霞渓!の紅葉!

・・・この景色を見たくて、突発的にやって来たが、本当に、本当に美し過ぎた・・・こうして写真で振り返って見ても綺麗なんだけど、現地で肉眼で見たあの光景にはとても敵いません。先週の曽爾高原もそうでしたが、自分の目で見る以上に美しいものを楽しむ方法は無いと感じた次第です。

しかも今回、ちょうど良い感じに曇っていたので、太陽の光が差し込んだり隠れたりを繰り返し、下手したらただ快晴な時よりも幻想的な光景を見れたかもしれません。本当に、来て良かった。

ここであれこれ言うのも無粋なんで、とにかく撮った写真と動画を沢山載せておきます。

そして最高に光が差したタイミングが神だった時の一枚がこちら。山も海も何もかもが素晴らしい光景。

せっかくなので自撮りもしちゃった。人生振り返る時のピックアップの1枚にする候補だね。

が、寒霞渓には2か所展望台がある。1か所で満足し過ぎたが、こちらの存在も思い出したのでこっちでも沢山撮った。

紅葉を見れるギリギリのタイミング。もしまた見たかったら1年後になっていたし、天気も含めて今回見に行くやる気を出して正解だった。次に来るとしたら、桜で彩られた春か、真っ白に雪化粧された真冬のどちらか。寒霞渓は生きてる間に四季を全てコンプリートしてみたい。それ位この場所は絶景だ。

そしてロープウェイで車に戻り、とりあえず土庄港の方面へ向かうことにしたのですが、途中で寒霞渓から見下ろす眼下にもばっちり入ってるダムで停車して立ち寄り。

高さの関係で寒霞渓から望む景色には流石に敵いませんが、ここから海への景色、そしてダム湖を囲む自然の景色も中々のもの。

島中の木々が本当に色とりどりなので、ただ周囲を眺めるだけでも素晴らしい。秋の寒霞渓がこれ程素晴らしいとは、いや想像をはるかに超えていました。

他の予定なんて特に決めてなかったのだ

で、土庄港にやって来た私。とりあえずあの輪っかの所で写真を撮るか―と行ってみたら、ちょうどフェリーが出航したので輪の中にすっぽり収まる神的なタイミング。

それと、前回はすっかり忘れてたとのしょうBASEの前後の高木さんの画像を撮影し、中の高木さんコーナーも見ていこうとしたら、16時半で閉まっており、数分来るのが遅かったので諦めた。

ま、まぁ等身大高木さん像やら自転車やらは、高木さん展で見たことあるし・・・

そして、何故か前回忘れてた鹿島明神社にも来てみた。

ここ、完全にアニメのそのまんまだったんだなぁ。境内にはおみくじの他、交流ノートやら聖地巡礼用パンフレットとかも置いてあった。あと絵馬のコーナーも恐らくは殆どが高木さんのだった。大洗の磯前神社みたいなものを想像してもらえれば。

ついでに道すがらで分かった範囲でも写真を撮っておいた。

例の塔が本屋の後ろに見えたが、今回はもう寄る時間は無かったので遠くから撮るだけに。

完全に暗くなった17時半を過ぎた頃、オリーブ公園に到着。前回はここで2泊したんだよな。今回もこの時間には既に車中泊を決めるんだろうなって車が複数あった。

深夜になる前からこの景色。クッソ寒かっただろうけど、前回のようにここで空を見上げながら酒を呑んだら、寒さを忘れるような一夜になっていたと思う。

でもそうはならなかったんだ。オリーブ温泉に入り、風呂上りにデカビタを決め、急いで車に戻る。

最終便の出航まで15分前というギリギリのタイミングで福田港に辿り着き、乗り込んだ。本当に悩んだが、寒霞渓以外の目的を何も決めていなかったし、中途半端な観光からのフェリーと2時間以上の高速道路と言う帰路を考えると、流石にしんど過ぎると判断。フェリーと高速併せて2万以上を掛けた二度目の小豆島は、僅か6時間の滞在で後にしたのだった。

帰りはオリーブフェリーだったので、至る所にオリーブのキャラクターが。

9時過ぎに福田港へ到着。このまま真っ直ぐ帰れば日が変わる前には家に着けただろうけど、晩御飯も食べてないし流石にそれはキツい。

なのでまずは御飯。奈良県には存在しない「からやま」が高速の前にあったので、何となくここに入ったが生姜焼きが自分が好きなタイプの生姜焼きで大満足だった。近場にからやま出来ないかなって思った。チェーン店でも美味い所は本当に美味いのだ。近場にからやまがある人はその有難みを噛み締めるのだ。

腹も膨れたし今度こそ家に帰るぞーと高速に入ったものの、10分そこらでちょっと疲れてるなこれはと感じ、速攻で明石PAに入る。少し横になって運転を再開しようかとも思ったが、段々と疲れから来る面倒くささが勝った為、ここで車中泊することに決定ェ。

ぶっちゃけ、父さんに借りた山用のシュラフをこの機会に試してみようという気持ちもあった。ここで試しておけばこの冬以降も車中泊で夜を過ごせるかどうかも分かる。その結果、もう11時を過ぎたらエンジンの掛かってない車内は普通に冷たい空気となっていたが、シュラフの中は外気を完全にシャットアウトしており、シュラフに籠れば問題なく寝れるということが分かった。

寒さに凍えて目を覚ますなんてこともなく朝を迎え、また何度かPAに寄って休憩や朝御飯を食べつつ、無事に日曜の9時前には家に辿り着いたのでした。

ほぼほぼ寒霞渓を見るだけで帰ってきたに等しいですが、全く後悔はありません。今年思い切ることが出来て本当に良かったです。小豆島に限らず、これからも車に色々と詰め込んで、あっちへこっちへと足を運んで色んなものを見に行きたいですね。

地球の歩き方 島旅 小豆島(瀬戸内の島々1) 改訂版 (地球の歩き方JAPAN)

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