ワートリ3期、最終戦の14話があまりに素晴らしくて俺普通に感動したんやけど

いやー、たしかなまんぞく・・・13話の時点でとんでもなく作画トリオンが注ぎ込まれてて、最後の14話もこりゃ凄いものが見れると思っていた所に、津波で1週間放送延期。更に1週間待ってようやく拝むことが出来たワートリ3期14話でしたが、文句の付け所がない最終話で修達の戦いを〆てくれました・・・

ありがとうヌマニメーション

最後のヌマニメーションのコールは修。

13話は冒頭から出水視点で揺れる作画から始まって、「え?なんか今回いつもと違う?」と思っていたら本当にその通りだった。最初の射撃をガードする海の所からしていつもと全然違うし、外岡へメテオラぶち込む所から隠岐が倒されるまでのとことか、物凄いカメラワークして立体的なものが見れたし、走る弓場ちゃんと後ろに逃げる犬飼、オビ=ニャンと遊真の攻防、弓場ちゃんキック、千佳の爆撃、ラスボス登場二宮、合成弾をねりねりする二宮、弓場ちゃんvs二宮、どれも本当に凄かった。

けど14話は最後だけあって、13話すら上回ってきた。妙に千佳の下半身に力を注ぐ作画エンジニアがいたのは置いといて、基本的に二宮の射撃とそれをガードする遊真の作画は全部スピード感がおかしい。特に最後の攻防はグラホ1枚とシールド1枚で躱しつつ、最後は直線だからシールド2枚を前面に構えて突っ込んでるのは分かっていたんだけど、アニメで見ると遊真の機動がおかしなことやってた。最後のスコーピオンは左手で突き刺したと思っていたんだけど、スコーピオンキックだったのも初めて気づいた。

二宮のつまんないウソにはサイドエフェクトが発動してたし、ハウンド食らった時は思っていた以上にふらついてたし、そしてハウンドとスコーピオンの被弾時と最後の遊真への射撃時、どれも苦しそうな声を出していたのが良い。原作だと二宮はこの辺で一切声を出していなかったから、トリオン強者であってもこの被弾以後はめっちゃ厳しかったのがよぉ分かるし。

修の牽制も、塀の影から撃っていたのもあって犬飼の反撃をシールド1枚でも割れずに防げたし、その後すぐ離脱したから死角に入るので余計に追い辛い状態だったのもよく分かった。そこから位置を変えて回り込んだけど、到着したとほぼ同時にフルアタック放たれたから遊真はダメージを受けたのかな。

辻ちゃんの瓦については原作でもいつ取ったのかは把握されていたが、僅かに瓦が動いて擦れる音も出て、より分かりやすくなってた。そして真後ろであんな攻防やアイビスの着弾もあっただろうに、それに気づけない程修が集中していたのもアニメでより分かりやすくなった。修視点だと、本当に二宮しか見えてない。

あと、実況席に座っていた玉狛のファンは玉狛しか見えてない。原作以上にはしゃいでいたと思う。

・・・そして、最後の攻防と言えば千佳。二宮にメテオラ食らって地上に落ちてから、再び高所に上がるまでの所が丁寧に時間取ってて、レッドバレットで身を守れという修の指示が頭の中にもう一度聞こえてくるという演出が入ったけど、既に千佳は人を撃つ覚悟を持っていたから、撃つ為に歩みを進めたってのがはっきりと示されていたように感じる。

今までの自分の殻を破るようなガラスの割れる衝撃波と共に放たれたアイビスも、原作じゃほぼ1本線みたいだったけど、アニメじゃ「これ防げるなら防いでみろやい!」って位バリバリにえげつない威力なのが見て分かる程。

犬飼の「ナイスキル」が本当に優しい声だったし、その後の千佳はもうシールド張って防ぐとかそんな余裕もない位に消耗してたのも声で理解出来た。「このトリオンで人を撃ったらズルいと思われないか」という千佳の危惧に対する100点の解答が「ナイスキル」だけど、同時に人を撃てなかった鳩原へ言いたかった言葉でもあるという説も見て、あぁ本当にここは犬飼が最適な配役だったんだなぁと。

それを言われた直後だからこそ、最後のカットを笑顔の千佳で〆たのも良い判断だ。「自分はずるい子じゃない」って自分を肯定できるかは千佳に比重が置かれたラウンド7と8、ひいては3期の全体に渡るテーマでもあったから、それを示して終わるという、アニオリだけど最高に理解の深いラストカットだったよ。

4期は5年だろうと10年だろうと待っています

東映は本当に愛のあるアニメ化を2期と3期でやってくれました。4期からは中位のランク戦が終われば戦闘が無くなってしまうけど、閉鎖環境試験もこの製作陣ならたしかなまんぞくの得られる物を作るのは分かっているので、原作を毎月読みながら、そしてこのアニメを2万回見直しながら、その時を首を長くして待ち続けようと思います。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連記事(一部広告)