コープスパーティーBloodCovered(漫画版) 2巻 感想&レビュー

1巻に引き続き、今日はコープスBCの2巻の紹介をしていくとしましょう。

ちなみにこの頃のコープスの商品展開は、2巻発売時に既にPC版のチャプター4が発売されており、2巻と3巻の間でドラマCDの第2巻が発売しています。

日常の補完が豊富

BCの漫画版の特徴の一つとして、本編内や巻末でゲームに少なかった廃校監禁前の描写が豊富にあることが挙げられます。

この2巻の範囲内でも、扉絵では直美達の登校風景や、休みの日に飼い猫のモネと戯れる結衣先生が描かれており、一方で回想でもお泊り会をしている直美と世以子、文化祭準備中の様子や、とある日にクッキーを哲志に渡そうとする直美など、かなりの補完が為されています。

ゲームではあまり回想も入らず、彼らの普段の様子を想像するには少し材料が足りませんでしたが、この漫画版とドラマCDの2巻あたりはその役目を十分に果たしています。

監禁前の描写が豊富にあるからこそ、死んだ際の悲壮さとショックがより際立つし大きくなる、ということでもあるわけですが(汗

犠牲者が生まれ、また別の視点へ

2巻の範囲はチャプター1の途中から、チャプター2で結衣先生の操作が終わり良樹とあゆみに切り替わる所まで。前述したように回想が増やされてたりしますが、展開自体はゲーム版とあまり変わりません。

やはりこの2巻で一番の見所は、原作でも最大の衝撃とされる世以子の首吊りシーンでしょう。

ゲーム以上に直美の必死っぷり、世以子の死に掛けた人間の動き、死体の悲惨さ等が力を入れて描かれています。その直前に仲良しな2人の回想を入れる辺り、間違いなく落差を考えた構成ですね。

また、結衣先生も原作通りに棚に挟まれたままフェードアウトしてしまいますが、この時棚を倒した少年の霊にも漫画版では補完が入り、後々再登場します。この点は地味に良い改変点の一つに挙げられるでしょう。

3巻からは良樹・あゆみの探索が開始。原作でも一番人気のこのペアの話、連載当時も毎月楽しく読んでました。

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