3日目の朝。前日にそりゃあもう降ったことで、朝から霧に包まれた山の中で目が覚めた。
とりあえず、まずは朝御飯。ローソンでパンとラテを買っておいたのでご機嫌な朝食。冷めても美味しいからねこういうのは。はちみつラテも中々美味しかった。顔洗って歯も磨いて、最終日の行動を開始。帰りながら十津川で温泉に入るのを主目的としつつも、それ以外の寄り道もしていくスタイル。
湯の峰温泉再び、そして熊野の総本山へ
というわけで朝8時過ぎ、湯煙と霧に包まれた「湯の峰温泉」に今日もやってきた。前日、公衆浴場の方に入りましたが、もう一つ入れる所があるのを知らなかったので、それは心残りにせずに解消していこうと思ったのであります。
それが「くすり湯」。公衆浴場の方とは違い、こちらは法令で必要な消毒以外、一切の手を加えていない源泉かけ流しの温泉。源泉の温泉を楽しみたいならこちらも入るべし。というか、こちらに入る場合、その料金で公衆浴場にも入れます。まぁ、くすり湯にはシャワーが無いのでそりゃそうなりますという感じ。
4人位入ったらいっぱいになる小さい湯船だけというのが、秘湯感があって良し。もちろん、源泉を楽しめる入浴は素晴らしいの一言に尽きました。しかも、つぼ湯が目的な人が多い為か、くすり湯に入る人は意外にも少ない。朝8時過ぎなのもあったからかもしれませんが、普通に独り占めの時間もあったくらいです。つぼ湯に拘らないのであれば、くすり湯は穴場と言えるでしょう。
最高の朝風呂をキメて湯の峰温泉とはお別れ。こんな良い温泉郷だったなんてなぁ。遠いけど、ここもまた来たいなぁ。・・・それにしても、もし371号線が通れたのなら、龍神温泉側から野迫川村へ移動して、雲海も見れたのでは?と思った。意外と、この辺りまで来れば行動の選択肢も増えるもんだなぁ。
そしてそのまま十津川方面へ移動の途中で、行きはスルーした「熊野本宮大社」へ参拝。高野山の周辺もそうでしたが、山の中なのに総本山の周りはちゃんと開発されて人家とか店も普通にあるんですよね。
神武天皇を案内する為に神の遣いとして遣わされた八咫烏が祀られています。北岡本店のお酒のブランドである「やたがらす」って熊野古道や熊野本宮から取られた名前…?と思いましたが、そうではないようで。ただ、この辺りも含めて吉野周辺でも八咫烏は神の遣わした神聖な鳥というのは共通の歴史みたいなので、名前やデザインに八咫烏が使われていたら大体同じ元に行き着くのでしょうね。
大神神社にも負けないくらいの巨大な鳥居があったり、移転した本宮の跡地もそのまま神聖な地として残されていたり、本宮の周辺も見所が沢山ありました。
参拝の後は、本宮の入り口の鳥居の横にある喫茶店で、自家製コーヒーと熊野古道のブランド蜂蜜を使った「くまみつカステラ」で小休止。甘いのと苦いので永久ループです。
十津川の秘湯、上湯温泉と滝の湯
熊野本宮大社を出て、十津川方面へ約25分で十津川温泉郷に着。ここも行きはスルーした場所ですね。
来た道をそのまま戻れば帰れますが、この交差点で左へ曲がって寄り道。そのまま425号線を真っ直ぐ進んで、トンネルを超えれば最悪の酷道を進めますが、そのトンネルの前で左へ分岐する735号線を走って、およそ10分すると「上湯温泉」に到着。
上湯側の傍にある温泉だから「上湯温泉」。・・・しかし、ここまで来た感じだと、それっぽい建物が全く見当たらないのですが、一体どこに・・・?と思いながら坂を下ると・・・
!?
!?!?!?
なんと、そこにあったのは露天風呂が一つ!本当に上湯川の隣にあるから上湯温泉。しかもこの立地で十津川温泉郷のヌルツルな源泉掛け流し、湯の花も舞う天然温泉です。ご丁寧に階段もあるから、いつでも上湯川という名の天然の水風呂に入れちゃうと来ました。
脱衣所も屋根があるだけで大自然の中にあります。すげぇぜ上湯温泉!立地も相まって、正に秘境の秘湯という言葉が今回行った温泉の中で一番ふさわしいと思います。
川のせせらぎを聞きながら、かけながしの源泉で熱い所も少し温い所もあったりする大きな露店の湯船に浸かり、少し外気浴をしてまた浸かり・・・と、かなり長い時間入浴していました。奇しくも仙人風呂と同じような楽しみ方をしていましたね。私、こういうロケーションの温泉が特に好きなのかもしれません。勿論、仙人風呂も上湯温泉も、泉質が素晴らしいという前提条件があってのことでもありますが。
出て着替えた後も、川原でしばらくボーっとしていた位、この場所が気に入りました。帰りたくねぇ―、ずっとここにいてぇーと思いましたが、いつまでもそうするわけにもいきません。風呂上がりのノンアルコールをキメてから出発しました。ありがとう上湯温泉さん、また来ます。
そして上湯温泉を出ておよそ30分、道の駅十津川郷=湯泉地温泉まで帰って来ました。十津川温泉郷から湯泉地温泉までが大体20分くらいの距離ですかね。とりあえず、昼飯に悩んだので串こんにゃくを1本食べておく。熱々でうまうま。
この道の駅の道路の向かいには十津川村役場があり、その間の道路から伸びる橋で川を渡ったさきにあるのが「滝の湯」。湯泉地温泉の日帰り温泉の一つです。食堂ではダムカレーがあるのですが、今回は時間外。またの機会にリベンジかな。
奈良県の温泉むすめの片割れ、十津川飛鳥がいるのもここ。洞川温泉、滝の湯、龍神温泉と、奈良と和歌山の温泉むすめをこれで3人とも拝啓しましたが、どこも行くのめちゃくちゃ大変だなぁ・・・温泉むす巡りをしている人達も、奈良と和歌山は大変なことでしょう。
同じ十津川の温泉でも、十津川温泉郷の源泉はヌルツル、湯泉地温泉の源泉はツル、みたいな違いがありましたね。あと、湯泉地温泉の源泉の方がより硫黄の匂いがした気がします。
この温泉も立地がかなり特徴的。受付や屋内浴場は建物の2階に位置しまして、屋内浴場の奥に階段があります。その階段から外に出て、外の会談も降りていくと、名前の通りに滝の目の前にある露天風呂に辿り着きます。
外からも一応、凄く遠くにあるのが分かります。脱衣所の時点から温泉が傍にある上湯温泉に対し、入ってから歩いて到達するのが滝の湯。どちらもお風呂の設置場所が大自然の目の前というのが、山奥の秘境で入る天然温泉という秘湯感を高めていて素敵です。湯泉地温泉も他にいくつか日帰り温泉がありますので、それ等もいずれ行ってみたいですね。
・・・さて、今回はこの滝の湯への入浴を持って、温泉巡りは終了。数時間の長い道のりを掛けて運転して、無事に帰宅出来ました。突発な上に車中泊で連泊、活動時間のおよそ半分は車の運転と、よくもまぁこんな無茶をしたものだなと振り返ると思いますが、それでも仙人風呂を初め、一気に活動範囲を広げて十津川と和歌山北部の温泉を沢山開拓することが出来たので、非常に有意義な3日間でした。
そして各温泉でタオルを購入したので、持って帰った大量のタオルが実質的なお土産に。温泉巡りをするなら、タオル集めも兼ねるのも良いかもしれませんね。






























