10月4日、私は奈良駅に降り立った。
生憎の雨だったが駅から歩き、県庁の向かい、何やらテントが沢山ある奈良公園の一角に到着。
入口には最近何かと話題な鹿さんが案内係としていらっしゃいました(偶然ですがずっと座ってましたw
今回は10月4日5日と奈良公園で開催された、「奈良クラフトビール祭り2025」にやって来ました。何気に来るのは初めて。奈良県内11と県外1の計12ブルワリーと食べ物ブースが出展。北は曽爾高原から南は天川村まで大集合。未だに呑んだことがないものも沢山あるので、非常に良い機会となりました。
そして会場が会場なので、鹿を眺めながらビールを呑めるという実に珍しい体験でしたw
目次
何度か呑んだものから初のものまで選り取り見取り
①洞川温泉醸造所
まず一杯目は天川村の洞川温泉にある「洞川温泉醸造所」の「奈良よそおうビール」。洞川温泉の現地へは去年1回行きましたが、日帰り温泉も入れず鍾乳洞も片方のみ、心残りを沢山残してきております。そろそろ紅葉もしますし、また行かなければなりません。
現地のタップルームで呑むなら宿泊が必要ですが、早くても12月になりそうかな。
洞川温泉醸造所
奈良県吉野郡天川村洞川226
②美吉野醸造
2杯目は吉野町にある「美吉野酒造」の「MIPA」。奥大和ビールに負けず劣らず、こちらもユニークなフレーバーが多いですが、これは吉野のお茶のIPA。しっかりと下味だけでなく舌触りもお茶を感じるビールで結構好きです。
吉野町は観光の方でも実はまだノータッチなので、宿を取るかどうかも含めて現地へ行くプランを考えたいですね。
美吉野醸造
奈良県吉野郡吉野町六田1238−1
③ゴールデンラビットビール
3杯目、今度は奈良市の「ゴールデンラビットビール」さんの「ブルーハワイ」。見た目から分かる通り、かき氷のブルーハワイのような鮮やかな水色のビール。ビールというよりもしかしたらチューハイに近いかもという位爽やかなビールでした。
実は奈良市内ってクラフトビールのブランドが複数あるんですよね。前に奈良市に行った時に通った奈良市ならまちセンターという建物の西側にあるようで。あの辺には今西清兵衛商店をはじめ良い酒造やブルワリー、そしてそれらのお酒を提供するお店も多い。実は酒好きの奈良県民がいの一番に行くべきは奈良市中心部なのは間違いありません。
Golden Rabbit Beer
奈良県奈良市東寺林町30
④奥大和ビール
ここで、私にとっては最早お馴染みとなる宇陀市の「奥大和ビール」さんを4杯目に選択。先日行った際も呑んだ「ハニーストロベル」を。初めて奥大和ビールさんを呑んだ時に一番美味しかったのも、同じく苺を使用した「イチゴ」でしたが、あれはイチゴの酸味を引き出したビールだったのに対し、こちらは蜂蜜も加えて甘さと酸味を調和しており、誰でも呑みやすい飲み口のビールになっています。
前から言っているように、奥大和ビールさんは桜井と榛原の駅から乗れるバスで行ける大宇陀道の駅の隣という好立地。しかもそこから徒歩5~10分圏内には「久保本家酒造」と酒造直営カフェ、温泉「あきのの湯」などもあるし、奥大和ビールさん自体が宿泊も可能なタップルーム。また、道の駅やあきのの湯の方で車中泊する方も多い場所です。
タップルームは呑み放題もあるし、ジビエ料理を豊富に揃えているのも特徴。温泉も薬草の町らしく薬湯風呂なんかもあるし、三重へ向かう途中に立ち寄る等、奈良を通る際には是非一度寄ってみてほしい場所です。
奥大和ビール TAP to BED & タップルーム
奈良県宇陀市大宇陀拾生672−1
⑤奈良醸造
5杯目はこちらも奈良市内にある「奈良醸造」さんの「ティムル」。エベレスト山脈の麓で採れるヒマラヤ山椒を使ったラガービール。見た目に違わずラガー系のビールですが、そこに山椒のピリリとする味わいが加わっており、刺激的。こういうビールは結構好きです。
これを書いている10月11日現在ではタップルームは臨時休業中らしいので、再開したら是非とも他のフレーバーも試しに行きたいですね。奈良市のクラフトビール巡りは楽しそう。
Nara Brewing Co. 奈良醸造株式会社
奈良県奈良市北之庄西町1丁目8−14
⑥曽爾高原ビール
だいぶ酔いも回ってきたがまだまだ行くぞ!というわけで6杯目には最近毎年行くようになった曽爾高原にある「曽爾高原ビール」さんの「こたろうボック」。季節限定の甘口濃厚ビールということで、恐らくお土産で買って帰った時に呑んだことも無かったはずなので選択。ティムルを呑んだ後なのもあって、一層呑みやすく感じる甘いビールでした。
現地で生ビール呑んだことないんだよなぁと思い聞いてみたところ、ファームガーデンさんのレストランで呑めるとのこと。あのいつも人が一杯で諦めていたレストラン!?しかもこれからススキが伸びて曽爾高原が一番人が多い時期になりますが、その間は外で露天みたいな形でも提供するとか。
日の出を見る為に車中泊かキャンプで現地に泊まるのも考えていたけど、生ビールも呑めるなら一層そのプランについては本気で考えなければなりませんね。
麦の館(ビール工房)|曽爾高原ファームガーデン
奈良県宇陀郡曽爾村太良路838
⑦KITO FORESTMARKET SHIMOICHI
さぁ、これが最後です。これも行ったことがない、下市町の「KITO FORESTMARKET SHIMOICHI」さんの「クラシックアメリカンIPA」。最後にシンプルな、ガツンと来る苦みが美味しいビールを堪能しました。ちなみにおつまみは奈良県庁内にあるセブンイレブンで唐揚げとポテトを購入。会場のテナントはビールを呑むのに使うコインで買う為、そんな無駄遣いはしないのだ。主役はビールだからね。
こちらも下市口駅からビールで町の中心部までバスやタクシーで行けるとのこと。調べたら閉館が早めだけど温泉もあるみたい。ここも現地へ行ってみなければなりませんなぁ。
沢山の新しい学びを得ました
初めて呑むのも含めて、計7杯と沢山クラフトビールを呑めて幸せな一日でした。知らないブランドも沢山知れて、現地への興味も湧いてきましたし、ますます奈良県への理解と知識が深まった気がします。
そんなイベントの間もテントの下にやってきて広げた地図を食おうとしたり、鹿たちはマイペースに生きていました。
今回のイベントはあるのを知ったのが1日2日前だったので、酒造やクラフトビールのイベントについてのアンテナはもっと立てておいて、見逃さないようにしたいですね。