7月20日(日)、2日目の朝。気持ちのいい天気の中で起床。起きて窓を開ければ川と滝が流れている、ホントに何と良い場所か。
そんなホテルのせ川さんでの朝御飯はこちら。名物はアマゴの一夜干しと湯豆腐。
こういうホテルの朝御飯だと定番ですが、網に置いて焼く魚と小鍋は実際朝から見るだけで元気が湧いてきますよねぇ。
カリカリに焼いた一夜干しは骨も内臓も気にせず頭からバリバリと食べるに限ります。流石にお代わり2,3杯分の白米は無理でしたが、お茶碗1杯分はしっかりと食べました。
で、部屋に戻って軽く朝風呂に入ってからカフェオレを1杯淹れて、さて本日は何をするものぞ。せっかくここまで来たのだから観光しなければ勿体ない気持ちと、ここまで来たのだから何もせずゆっくり過ごしたい気持ち、心が2つある~!結局、午前中はそのまま部屋でのんびり。
12時前くらいに部屋を出て、少し外を散歩。お昼前なのに帽子いらずの涼しさ、これぞ避暑地。川の向かいにはキャンプ場があるのですが、そこに繋がってる橋がいくつか老朽化で通行禁止になってるのが秘境感ある。太いケーブルが川に垂れ下がったままそのままだったりしてるし。
そして一度部屋に戻って着替えやらタオルやらを一式揃えて、川で1時間ほど泳いでいました。もう滅茶苦茶冷たくて楽しくて最高でした。ただ浸かっているだけでも、力を抜いて流されるだけでも、いくらでもこうしていたいって感じ。家族連れや子供も沢山遊んでいたのも納得。というか良い歳したおっさんが一人で遊んでいたのは私だけなんじゃないかな・・・(汗
ただ、こういうのが本当に久しぶりだったこともあり、川遊びは危険でもあるってのを再認識。岩はゴツゴツして痛いから素足じゃ絶対ダメだし、緑になってる所とかは上からじゃ分からないけど近くで見たら凄く深い場所で、170超えてる自分でも足が着かない所もあった。
転倒は勿論、溺れたり流される危険が常に隣り合わせ。楽しいけど気を付けなきゃいけない。川もプールも海も等しく、水は危なくもあるってのを忘れないようにしないといけませんね。
遊び疲れて腹も減ったので、部屋に戻って例のスペースで持ってきたカップ麺をSUSURU~!美味いぞー!疲れた後のカップ麺は美味しい、これはどこでも共通。
川と滝の音、鳥やひぐらしの声しかしない所で時間に追われることもなくぐうたら過ごすの最高だ pic.twitter.com/ryA75TepUx
— もみじ (@momiji_mypace) July 20, 2025
疲れには逆らわず、そのままお昼寝。一人旅とは自由なのである。起きたらとっくに5時を超えていたので、そのまま晩御飯までぐうたらと過ごしたのであった。
2日目の晩御飯
はい、やってきました晩御飯タイム。前日はカシキ鍋でしたが、今日は晩御飯の内容を変更出来るということだったので、いくつか候補あったのですが今回は鴨鍋にしました。何となく気分で、鴨出汁100%の鍋を食べたいなぁってなったのです。
気分に従って正解だった。鴨出汁、無限に飲めちゃいそうでホントに美味しかった。
更に前日は塩焼きだったアマゴも、この日は唐揚げに。こういう細かいメニューの変更も嬉しい。唐揚げになると皮も美味しいというか、皮が主役と言わんばかり。そのまま食べても身と一緒でも美味しい。川魚、塩焼きより唐揚げの方が好きかもなぁ。
更にお酒も、前日に呑んだ伯母子岳に、風の森と花巴の無濾過生原酒も加わった奈良の地酒3種呑み比べという贅沢をチョイス。花巴の美吉野酒造、伯母子岳の製造元である五條酒造はまだ行ったことが無いので、何かの機会に寄らなければならないと考えています。
更に風の森の純米大吟醸まで追加しちゃいました。わはは、奈良は日本酒の国じゃー。
そして前日と同じく、〆その1は鴨出汁でいただく太めん。鴨出汁麺はホントにうっめぇー!
そして雑炊・・・はなんと卵が2つ。昨日のカシキ鍋雑炊より更にふわふわな感じの鴨鍋雑炊が出来上がりました。底が焦げないギリギリくらいまで煮詰めたのでやはりこれも非常に美味しかったのですが、どちらもとても美味しいという前提で、個人的には鍋と麺は鴨鍋、雑炊はカシキ鍋に軍配が上がる感じでした。卵1個分の差もあるのでしょうか、カシキ鍋の方が雑炊はより濃厚な味わいだったんですよね。
他にもミニのカシキ鍋が付いた懐石コース等、晩御飯にも色々なコース料理があるので、次に来ることがあったら恐らくは懐石コースを食べたいなぁと思っています。2晩続けて大満足の晩御飯でした。
今夜は鴨鍋よー、昨日はカシキ鍋だったけど今日は鴨100%出汁の鍋が食べたくなった pic.twitter.com/zo52LNpKTp
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お っ ほ っ ほ ほ ホ オ ー ウ ホ ッ ホ ア ア ー ! ! ! pic.twitter.com/kJnC76KrUM
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晩御飯全体の詳細については↑の2つのツリーをご確認ください。
次以降のお楽しみとして計画しよう
さて、野迫川村と言えば雲海で有名。明け方に自分の目で見るそれは、もう言葉では言い表せない程に素晴らしい絶景らしいですが、「野迫川村での明け方」というのが問題。
つまりその雲海の憧憬地に朝4時頃にいなければなりません。
しかも宿泊地からは車で1時間近く掛かるので、3時頃に起きて真っ暗な山道を走り続けなければならないということです。・・・とてもじゃないですが、初めて来てやるのはちょっと大変過ぎますし、お酒そこそこ呑んでからの3時起きとか、二日酔いの危険が普通にあります。
そもそも夏は確率が低いそうで、見たいなら春か秋に来るのが良いらしい。そんなわけで今回は悩んだ末に諦め、晩御飯でも美味しい酒を呑んだわけです。
というわけで雲海はすっぱりと諦め、晩御飯の後に少し時間を置いてから風呂に入って、例のスペースで呑み直し。こんな所へ西内酒造の累醸酒と春鹿の桝なんて持って来たのは私くらいなんじゃないだろうかグビグビ。
ただでさえホテルの例のスペースで呑むお酒は美味いのに、累醸酒なんて呑んだら相乗効果でもっと美味いに決まってるやないの。と思いつつ、美味いお酒とは一体何なのだろうかと酔った頭で川と滝の音を聞きながら考えた夜。前に黒滝村の道の駅で夜空を見上げながら呑んだカップ酒はとても美味しかった。
奈良県の酒蔵を色々巡った末にこんなこと思うのは変なのかもしれませんが、酒そのものが美味しいかよりも、呑む状況で美味しくなるお酒の方が本当は好きなのかもしれないなぁと思いつつ、スマホをポチポチしながら眠りについたのでした。