ゲッサン2025年3月号 マネマネにちにち・ブループランター 感想

今月のゲッサンは笹乃さい先生の新作「ブループランター」が表紙&巻頭カラーが目印。待望されていた先生のゲッサンへの帰還ですね。

入れ替わるように、カメントツ先生の「あのときのこどもさん」が今月で最終回。でもまぁ、カメントツ先生もピンポイントだったり新連載だったりで、またいずれゲッサンに戻って来そうな気もしますね。

ブループランター

以前読切として掲載された「シリウスの種」という作品が第0話に相当し、1話はその続きから始まるという形式。前作と同じく食べ物関連ですが、「宇宙農業」という一風変わった題材。

文字通り、宇宙飛行士の宇宙での安定した食事の確保、つまりは「宇宙食」を自給自足の農業での確立を目指す「宇宙農業科」が設立された、「宙野園芸高校 宇宙農業科」が舞台。メインとなるのは1年生の広田千留(ひろたちる)と、農業科の実習助手の相楽青星(さがらあおせ)の2人。

宇宙食がテーマの農業科高校という学園物の設定もですが、メインの2人が16歳と30歳で、14も歳が離れた幼馴染というのも変化球。ちるの爺ちゃんに影響を受けて宇宙好きになったあおさの影響でちるも宇宙に興味を持ったけど、ちるが生まれる前にその爺ちゃんは亡くなっているという複雑な部分にはお互いに思うこともあるようで、この辺の設定回りや、ちるの方からだけ今の所は矢印が向いているっぽいところは味噌汁でカンパイ!にもどこか似たものを感じますね。

あまり馴染みのない宇宙食という興味を惹かれるテーマなこともあり、0話と併せて今のところは好感触。第1話ということで今回は主に現在の宇宙食の説明から始まっており、前作のようにトピックを色々と挟みながら進行していくことになると思うので、その辺も楽しみです。

マネマネにちにち

夏本番!ということで気合が入る球児達、その熱は渚にも影響したようで、一日一個部員の為に何かすることに決めた模様。そんなわけで「渚ブレンド」ではお茶とかスポドリとかを普通に作るのではなく、何かブレンドしたものを作るというドリンクバーでの科学の実験みたいなことを始める渚。

哀れなる犠牲者・・・もとい毒見役、否、最初に飲める栄誉を賜ったのはかりなちゃんとユキちゃんだったが・・・いや、ホント良い性格してるなユキちゃん。渚とかりなが倒れる事態になっても一人だけピンピンしてそうなイメージが付いてしまったぞw

モテしか頭にないアホの子な面の出力が多かった中で、そういうのを抜きにした渚の良い所が垣間見えた話でしたが、普段の信用って大事なんだなぁ・・・た、多分烏丸君はちゃんと冒険したはずだから!

しかし、友達の双葉ちゃんの頼みで「プール掃除」に来た渚は、またしてもモテのことで頭が一杯なアホの子モードになってしまったのであった。スクール水着にシャツで濡れて透ければモテるだろーという浅はかさよ・・・そもそも男子がプールの周りに誰もいないのに、そこで透けてどうすんのよさ?まぁ純粋無垢なのに見た目ギャルなかりなちゃんに勝てる者はいないということで。

そしてユキちゃんは何の為に毎日スクール水着を持ってきているのかね?あまり必要な理由を聞きたくないのですが・・・だってユキちゃんだけでなく、彼氏の下原君のこともどんな目で見たら良いのか分からなくなりそうだしさ・・・

そんなプールでひと悶着あった日の帰り、「駅」で烏丸君とばったり会ったので一緒に帰る渚。やっぱりこう、烏丸君のことは年頃の男だと理解していないというか、色々と無警戒になってしまうようで、そんな未だ無自覚無頓着な渚に悶々とさせられる烏丸君の明日はどっちだ。まぁ今がこうだからこそ、烏丸君を異性と認識する時が楽しみではあるのですが。

本誌掲載時のカラーも収録されるという豪華版で第1巻の単行本は3月12日に発売。それに合わせて来月は表紙&巻頭カラーです。

ゲッサン 2025年3月号(2025年2月12日発売) [雑誌] Kindle版

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