SNSやブログ等、ネット上における『キン肉マン』画像利用についてのお願い https://t.co/OkMbuIefju #週プレ #キン肉マン #お願い
— ゆでたまご嶋田 (@yude_shimada) September 9, 2020
さて、ゆで先生の言っていた3日が過ぎまして木曜になりました。木曜になると同時に集英社から上のような声明が出されました。出されたんですが・・・ゆでたまご先生のコメントと、編集部のコメントがあまりに乖離しており、そして先生のコメントがあまりに抽象的な上に編集部は訴訟までチラつかせるという内容の為、今日一日中騒がれ続けております。しかもそこにジャンプ+の編集長まで参戦してきて、もう集英社は何をどうしたいのか分かりません。
この声明に関するtogetter(自分のまとめではありません)
「感想」と「ネタバレ」の違いって何?
「キン肉マン」ゆでたまご先生が無断スクショ・ネタバレに集英社と法的措置を検討 ネタバレ感想は3日間禁止に決定(自分のまとめではありません)
そもそも一番の問題なんですが、↑のtogetterを見る感じ、当初から先生の言う「感想」と「ネタバレ」の違いが、我々読者には全く分からないんですよね。その極みと言えるのが、今日のこちらのリプ。
感想はいいんです。ネタバレにならなければ。
— ゆでたまご嶋田 (@yude_shimada) September 9, 2020
・・・つまりどういうことだってばよ?「ネタバレにならない感想」とは一体?しかもここに、編集部の声明にある「ネタバレ行為(文章によるものを含みます)」が加わったことにより、ゆで先生の頭の中にしかない「感想」と「ネタバレ」の違いを明確にした「感想」を言わなければ最悪集英社に訴えられるということになります。それなのに、それについて質問しているリプには先生は一切答えません。こんなんじゃ、「面白かった」位しか言えないというのが、ゆで先生はともかく何故編集まで分からないのだ。
「感想を自由に述べあってもらうのは構わない」「感想はいいがネタバレは駄目」「文章含めてネタバレした者は刑事告訴もあり得る」・・・さて、問題。ここで言う「感想」とは一体なんでしょうか?「ネタバレ」とはどう違うんでしょうか。答えはゆで先生の頭の中、そして集英社の匙加減次第です。だって明確な定義がこの声明の中には何もありませんから。つまり下手に内容についてネットで呟けば訴えられるかもしれないから、何も言えなくなる。そういうことになりますね。スクショすら貼っていないこのブログの感想でも訴えられるという解釈も成り立つ時点で、この声明がどれだけおかしいかが分かるでしょう。
元々は月曜日0時の無料公開からたった数分でスクショがSNSに飛び交うのに苦言を呈したのが始まりだったはずなのに、ゆで先生へリプを送って妙な回答を引き出したおたんこなす達のせいもあり、「誌面で読むまで待っててWebの無料公開をすぐ読まない人間への配慮として3日間は感想を呟いてはいけない」という謎ルールが敷かれたのに、蓋を開けてみれば公式の声明にはその3日間なんて言葉も一言も出て来ていない為、いつまで言ってはいけないのかも分かりません。
大体、月曜の0時に無料公開されてネットが繋げれば誰でも見られるものを読まない人間に配慮する必要がどこにありますか?なにが単行本派じゃ離島じゃバーカ。ゆで先生にリプ送れてるってことはその先生のツイートをポチっと押すだけで読めるだろうが!この時代にネット使ってて、ネタバレへの自衛をしない奴が文句言う資格なんてあるわけないでしょ。0時になった瞬間、そのまま最新話を開いて読めば良いだけの話です。
それに、月曜の0時に無料公開されたものを公開された「後」に、その内容について話したら訴訟もあり得ますって、支離滅裂なこと言ってると分かっているんでしょうか?しかも先生自ら、無料で公開されるので見てくださいと告知しているのに、それを見た人を訴えるって、もう無茶苦茶です。
プレイボーイへの誌面掲載の復活(ただし発売は無料公開より数日後)、そして誌面への先生達の思い入れの深さが余計にややこしくしている印象を受けますが、どうにも先生達自身が「ネットで無料公開されること」についてよく分かっていないんだと思いますね。そして「早バレ」と「ネタバレ」の意味も恐らく間違えているか混同しているし、ネットでは入ってきてほしくない情報は自衛するのが当たり前ということも分かっていない。
結果、いるかどうかも分からない、無料公開されてもプレイボーイの発売まで我慢する人達に配慮してほしいという内容になってしまっているし、無料公開から発売までの数日間の間に内容を話すことを「ネタバレ」と「早バレ」を混同した意味で話しているんだと思います。
一週間かけて一生懸命描いた作品がアップ後、たった5分で消費され SNSにスクショ、ネタバレされたら悲しいよね。#キン肉マン #ゆでたまご
— ゆでたまご嶋田 (@yude_shimada) September 10, 2020
でもって、これですね・・・これは言っちゃならなかったと思いますよ。月曜0時に更新されるのを今か今かと待って、そして更新されて楽しんでいる人達を「たった5分で消費する」なんて、絶対に。自分の作品を読むのを楽しみにしている人達のことを、全く分かっていない発言です。キン肉マンという何十年経っても読者の心に残り続け、今尚読者を楽しませている偉大な作品を、Webで読んでる人達からしたら毎週5分読んだらその時点で記憶から消える程度の作品だと、先生達は思っているのですか・・・?
そうです。だからWEB連載残してもらったんです。
— ゆでたまご嶋田 (@yude_shimada) September 10, 2020
順序が違いますが、更にはこれ。今まで自分達の表現の場&読者が支えてくれた場であるWebでの連載そのものが、誌面掲載になったらもう不要だと捉えられても仕方のない発言。本気で思っているんじゃないかと私は感じています。ここまで復権出来たのがWebでの無料公開であることを多少なりとも理解しているなら、Webでの連載を残すか残さないかなんて、考える必要すらありません。はっきり言ってWebで読んできた人達の熱が冷めるには十分過ぎます。
これについては発言の真意は違うという話だそうですが、それに回答しているのがただの一ファンへのリプなので、今更言っても遅いというか、脊髄反射するみたいに呟くのは止めた方が良いと思うんですけどね・・・
総括すると、「Webなんて5分で消費するような奴らに見せるものだし、誌面掲載になったらいらないけどお情けで残した、けど告知はするし読んで感想はくれ、ただしネタバレはやめろ、感想とネタバレの定義は君らが判断してね、ただし訴えられるかもな?」と、こんな風に解釈されても仕方がないことを言っているわけです。最早真意なんて問題ではなく、そういう捉えられ方をされる発言を繰り返しているが為に炎上しているわけです。こんなんで盛り上がると本気で思ってんのかこの爺さん。
恐らく他の漫画家から見たらWebに移行して大成功されている漫画家だと思われていただろうに、当の本人達だけがWebでしか連載できない状況を屈辱か何かだと思っていたという事でしょうか。龍が如く0の真島の兄さんを思い出す。
スクショの転載への憎さが、Web版読者そのものへの悪感情に繋がっているように見受けられます。というより、Webで10年近くも連載していながら、誌面史上主義みたいなものに取りつかれてるような感じ。
雑誌を買って読む人だけが真の読者!とでも思っているのであれば、いっそのこと無料公開を止めたらどうでしょうか。きっと周りにいる自分を持ちあげるだけのマリキータマン達に、これからもずっとヨイショされて良い気分になれると思いますよ。誌面に戻してくれるに至るまで応援してくれた人達は、もう二度と話題にはしてくれないでしょうけどね。
問題は肉だけに留まらない
ジャンプ+でも、2週遅れで『キン肉マン』を掲載していますが同じスタンスです。 https://t.co/gb3jsUvz7o
— 細野修平@少年ジャンプ+編集長 (@HosonoShuhei) September 10, 2020
「私のツイートは大丈夫かな?」と心配するくらいの人はたぶん大丈夫です。それでも心配な人はゆでたまご先生のメッセージをしっかり読みこんでみてください。もっと心配な人はコメント欄に感想書いてもらえると心配せずに済むと思います。
— 細野修平@少年ジャンプ+編集長 (@HosonoShuhei) September 10, 2020
そしてジャンプ+の編集長までがこんなことを言い出しました。だーかーらー!!その訴えられるかもしれない「感想」と「ネタバレ」の定義がまるで分からないから何も呟けなくなるって言ってるのに!よりにもよってジャンプ+の編集長が「たぶん大丈夫」って自分が何言ってるのか分かっとるんかーい!!
しかもこっちはゆで先生と編集部の声明よりも酷い。ジャンプ+での公開は2週間後。じゃあ2週間後まで内容をネット上で言ってはいけないって解釈になりませんか?そしてこれはジャンプ+としての公式の見解か?一個人としての発言か?そしてそして、そもそもキン肉マンだけの見解なのか?という話にまでなります。だってジャンプ+に載っている他の作品は感想を話しても良いんですか?キン肉マンだけ駄目なのに?それって変じゃありませんか?
こんなもん拡大解釈してしまえば「ジャンプ+に掲載された作品について内容を語ったら刑事告訴もあり得ます」と同じこと言ってるんですよ。「うちの作品読んでその感想を言ったら告訴するかもよ?たぶん大丈夫だろうけど(基準は何も示さずに)」と言っているんです、この編集長。
ぶっちゃけた話、皆思っていることですがプレイボーイの発売日とネットでの最新話の無料公開を同日にするか、いっそネットを完全に切ってしまえばそれで済む話のはずなのに、何でこんなことになっているんでしょう・・・
ザ・マンとは先生達自身のことだったのか・・・?
まぁ色々言って来ましたが、要するに今嶋田先生と集英社はもう冷静に考えてあり得ないことを言っています。最早キン肉マンのスクショどうこうなんて話はとっくに飛び越えてて、そもそもジャンプの連載作品自体が感想を気軽に呟けなくされました。
現在は見つかったら訴えられるかもしれないから、自分の呟きを見られないよう、先に先生をブロックする「ゆでブロ」が最適解と言われるような地獄の状況です。結果全ての肉読者にとっての生みの親=ザ・マンであるゆで先生はあやつと呼ばれるようになり、ゆでブロを行う者はあやつと化したゆで先生から目をそらすガンマンと呼ばれる、リアル完璧超人始祖編が今日から始まりました。
更にあやつの方からブロックしたり、あまりにムーブが面白いキン肉マンネタバレ通報アカウント、通称ミートポリス(ミーポくん)なるものまで生まれたり、何かもう作品への興味が前より無くなっても目を離せない界隈になっています。
集英社が本当にアホ過ぎるので、近日中にでもこの一連の声明について取り下げや変更、釈明等をすることが望まれますが、根本の問題であるゆで先生自身が超大御所なのによく分かっていないことが非常にややこしくしています。どうなるんかなぁこれ・・・