山本崇一朗短編集「恋文」「ロマンチック」&ゲッサン2月号を買いました 感想

テレビアニメの放送が始まった「からかい上手の高木さん」の作者、山本崇一朗先生がこれまでに執筆してきた読切や受賞作品等を纏めた短編集「恋文」と「ロマンチック」の2冊がゲッサン2月号と同時に発売されました。

高木さんやキョーコちゃんに繋がる山本先生の歴史がぎゅっと凝縮

それぞれ最初に収録されている作品の名前が付いており、恋文には7作、ロマンチックには6作の計13作がそれぞれ纏められています。wikiによると一番古い読切は「ロマンチック」と「この夏」のようで、2008年に雑誌に掲載された作品。そこから直近の週刊チャンピオンに掲載された「怪獣のトカゲ」まで、およそ10年の間に描かれてきたものが収録されており、更に各作品ごとに山本先生のコメントとイラストもあります(wikiに記載の無い作品もあり)。

これらの作品は後の高木さんやキョーコちゃんにも繋がるものがあり、例えば「恋文」なら西片君と高木さんに見た目が似た子達と中井君、「スズキと大山」なら真野ちゃんの原型になったキャラがいます。そして「まちにまったおとなりさん」は、「ふだつきのキョーコちゃん」の原型と言える作品になっています。また、学校や町の風景等もこの頃から同じく小豆島をモデルにしていたのが分かりますね。

自分はキョーコちゃんも好きだっただけに、やはり「まちにまったおとなりさん」が一番グイグイ来た感じですね。おとなりさんなキョーコとケンジの関係も良いなと思いました。連載では兄妹になりましたが、こちらで連載されていたらどんな物語が展開されていたのでしょうね。それと、こちらの黒髪でメガネなケンジの外見、連載版で不良の外見になる前のケンジと特徴が一致していると気づいて、意外な所に繋がりを見つけられました。

あと、インパクトでは「ネコのオッサン」が強すぎてダントツの優勝ですね。ド直球なタイトルそのまんまなネコのオッサン、ちょっとパワー高いですwこれらを含む様々な作品が読めますので、山本先生のファンは要チェックな2冊だと思います。

ゲッサン2月号

そして前述の通り、高木さんとユカリちゃんの最新話が掲載されたゲッサン2月号も本日発売。更に「くノ一ツバキの胸の内」も連載が始まり、山本先生のW連載が開始しました。

しかも今月のゲッサンでは、高木さんのアニメイラストのクリアファイルが付録、全員サービスの「からかいフェイスタオル」応募用紙も付いています。アニメの放送開始でいつもより早く刷ける可能性もありますので、気になる方は早めに買っちゃいましょう。

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