さて、EXチャプターの感想と攻略は先に書いたので、新生コープス2自体の記事も別に書きたいと思います。こちらでは変わった点を紹介し、別記事で全体的なレビューを書きました。ただしレビュー記事はかなり辛口に書いてあるので好きだという人は注意。
どこが変わったのか軽く解説
実に旧版から4年以上空いて出た本作は、基本的なストーリーに大きな変更は無し。
スチルの追加、とある部屋とボスの一新、演出の強化やアイテムの追加等によって快適でより怖い遊びが体験出来るように再開発された印象を受けました(ちょっとズレてるかな・・・)。BGMも以前とは結構変わっています。
一枚絵の追加と閲覧機能も増えましたが、NEUESになる前からのCGもある為新生して増えたCGは2,3枚程度しかなく、それもサービスショット的なものは皆無で心臓の悪い方は注意した方が良いものも。また、BloodDriveの結末に合わせてCGのあゆみには眼帯が追加されています。
敵との遭遇については大幅に刷新されてプレイヤーが取れる行動も増えていますが、それについては次の項にて解説しましょう。
BloodDriveのノウハウを逆輸入し更に調整
まず、院内の各所に青いロッカーを追加。敵の視界に入って追われている時でも、隠れてやり過ごせるようになりました。基本的に敵はどこまでも追ってくるので撒けるようになったのはありがたい。BDと違い、目の前で入っても見失うのは流石に安牌過ぎるとは思いますが。
敵にダメージを受けた際の回復方法は自然回復した旧版と異なり、配置された包帯を使って手動で回復する方式に変更。包帯は3個までストック出来ます。
使用出来るアイテムには空き缶が追加。投げることで敵の注意を一時的に空き缶の落下点に向けることが可能。こちらも敵から逃げる手段の一つとなります。
また遭遇する敵についても、一部の逃走や遭遇するイベントを除き終盤までは防護服を来た人間が巡回し、終盤には彼らが返り討ちに遭った為病を発症した患者達が徘徊するように、場面ごとに切り替わるようになりました。
旧版では特に患者の理不尽な攻撃性能に狂いそう・・・(静かなる怒り)になった人も多いかと思いますが、大幅に弱体化。こちらを追尾するのも、攻撃に移るのも遅くなった他、連打するアクションは廃止。患者が起き上がるのが異様に遅くなったので一体から逃げるのは非常に容易になりました。
全体的に、探索時の旧版での理不尽さは消え失せていますが、少し低難度過ぎかと。もう敵と遭遇するのは仕方ないなら、更なる調整をしていって欲しいですね。
雰囲気は前より良くなったが、リリースの遅さは解消出来るか
終盤の脱出時は、後ろから律子が当てるライトのみが光源となる真っ暗な院内の探索になりましたが、僅かな前方しか明るくならないこととBGMの変更により、不気味な雰囲気は以前より出ています。
BCと比べて最早別ゲーになっている点は好き嫌いが分かれるので置いておくとして、グリグリが説明している通り、作り直す前よりは良くなりました。純粋な完成度自体は旧版より上がっています。
ただ、この作り直しで4年も期間が空き、またチャプター1から再発売という事実には思う所が多分にあります。これだけ待って、まだ続きが出ない現実。この調子では完結まで何年掛かるのか…ストーリー自体は気になるものの、最後までこのシステムだと、正直かなーーーり不安があります。というか、4年も掛けて作り直したのに、その作り直し方を完全に間違えているとしか・・・