チャプター5の範囲に突入した7巻の紹介。表紙からかなりヤバイ犯罪の臭いがする。
7巻の店舗特典は両極端なイラスト。漫画版での人間関係を考えると、あゆみの状況を的確に表してるのかも。
呪詛二十九 「道二つ」
あゆみと良樹が過去の事件の真相を知り、再び天神小に戻るか否かと言うシーン。ゲームではここで良樹が同行を拒否するとバッド展開が固定という、序盤にして初見殺しなシーン。漫画版はどっちの展開かと言えば・・・
勿論拒否して喧嘩別れです。
あゆみは一人で廃校に戻ってしまいましたが、ゲームに比べてセリフ回しも随分と変わって、あゆみの身を案じているのも伝わってるし、あゆみも良樹には感謝していたようです。ただ、この状況で好きだと言われてもね。
一方で森繁さん、心を奪われた粉砕死体が繭と知ってしまい発狂。発狂の前のシーンで内股で震えて縮こまってるのが可愛い。原作に比べて一連の描写も丁寧で詳細になり、森繁が追い詰められた感がより伝わる。そして繭のパァン死体をごそごそしたのはやっぱり森繁だったようです。
ちなみにあゆみが戻ってきたシーンで、;娘の篠原深雪っぽい死体があります。
呪詛三十 「亡失と残存」
前回の続きであゆみが一人で探索中、途中で森繁の携帯を発見。森繁がダイブするまでの一部始終を動画で見てしまうだけでなく、その下に飛び降りて動かなくなった血まみれの森繁も発見してしまいました。ただ、やはり死んだかどうかは不明の扱い。
そして森繁の死を悲しむあゆみの所に良樹が登場。これまでの哲志達との日々を思い出し、助けたいと正直に話して和解。
更にはそれだけでなく、俺はまだお前を諦めてないからなと宣言。テンパリまくるあゆみに対し余裕たっぷり、いつの間にか良樹が主導権を握ることに。そんな訳で合流できた二人は、七星の師匠、鬼碑忌コウ先生と遭遇。その指し示すジェスチャーの先で、瓦礫に埋もれた哲志と直美を発見。
本来バッドなはずの展開が覆され、良あゆ要素は更に増えて、しかも4人がここで合流と、ゲームとは完全に別物な展開へ。
呪詛三十一 「自縄自縛」
雑誌掲載時はセンターカラー。状況を確認し合い動き出した哲志達。哲志が直美にラッキースケベを発動し、あゆみが微妙な面持ちで見ているのを良樹が気づいていたり、不穏な予感。
一方その頃、本性を表した刻命はいよいよ由香に手を出そうとしますが、瀕死だった黒崎がここで割って入り、お互いに本音で語り合う。ゲームではずっとせせら笑っていた刻命も、こちらでは弱弱しい表情や焦りも見せて黒崎に対する積年の不満を吐いています。
呪詛三十ニ 「わたしのおにいちゃん」
前回のラスト、黒崎を惨殺した刻命に由香が連れ去られて直後から。
ゲームと同じく、理科室で由香を監禁し、いよいよ殺害しようというタイミングで哲志が刻命に横から飛び掛かり、更に良樹が刻命を地面に組み伏せるという見事な連携プレイで刻命を由香を救出。
アニメや映画も含め、哲志がここで由香を刻命にやられる前に助けるのは漫画版のみ。漫画版は5巻での直美の件も含め、哲志の主人公らしい場面も増えていますね。
刻命は抵抗するも、由香の説得に心を乱し、先ほどの黒崎との話もあったせいか錯乱、なんと黒化するという事態に。そのまま哲志に襲い掛かるも、サチコに防がれヨシカズに殴られ死亡。
漫画版では刻命もまた掘り下げられ、押し殺した部分を持って生きてきた17歳の少年だと描写されました。この漫画版とBookofShadowsを見ると、刻命への印象もかなり変わるでしょう。
呪詛三十三 「約束」
前回、理科室から脱出した5人。とりあえず濡れてしまった由香のアレは渡り廊下で干すことにして探索を再開。・・・脱ぐ時のシャラーンというSEが当時ツボに入った人が多かった記憶が。
天井から血が落ちてきたので見上げると、そこにはボロボロな結衣先生の姿。しかし、正体は先生を潰した男児の霊だった。彼を追い掛けた先は1-Aの教室。そこにはボロボロになりながら生きていた結衣先生が。どうやら男児霊は結衣先生を見て改心し、哲志達を誘導する役目を引き受けたらしい。彼もまた、漫画版で救われた一人ですね。
先生が重傷なので休める部屋を探して移動し、辿り着いたのは以前は開かなかった宿直室。哲志が職員室で入手したテープを再生すると、そこに映っていたのは・・・
余談
カバー裏は医者の刻命と患者の由香。・・・中の人は次回作で医者だったり。
おまけ漫画は文化祭前の1シーン。一応2-9仲良し組は、全員が全員の携帯のアドレスを知っていたらしい。・・・提案した本人は哲志のアドレスが知りたくて言ったわけだが(汗