さてさて、シュワちゃん映画を見ましたの第3弾は、制作費120億の超大作、「トゥルーライズ」でございます。
ハイスペックなシュワちゃん
今回のシュワちゃんの役は、アメリカの連邦捜査官のハリー。早い話、バイオハザードシリーズのレオンみたいなエージェントですね。
故にあらゆる能力がハイスペック。拳銃で楽々と撃ち殺すのはお手の物、格闘に社交性にトークスキルに潜入術、乗馬やハリアーの操縦まで何でもござれだ。
でもやっぱり家族が関わるとおっかねぇシュワちゃん
しかしその職業は家族には内緒。奥さんとは結婚前から職を偽ってて、実にそれが17年も続いているのだ。
なので本人は家庭円満かと思いきや、娘には旅行(潜入任務)の土産をゴミ箱に捨てられ、自分の誕生日には約束を破って家に帰れなかったりと、実は家庭崩壊しかけていたり。
そんなことは思いもしないある日、奥さんの不倫?を知ってしまってさぁ大変。職場の電話の盗聴やバッグへの発信機装着を皮切りに、同僚達やヘリまで総動員して奥さんと不倫相手を拉致監禁して尋問。
何やってんだこの連邦捜査官。
ま、紆余曲折を経て事件は無事解決。職業はバレてしまいましたが、家族の中を深めることにも繋がり、一年後の誕生日は家族3人で仲良く祝うことが出来ましたとさ。
制作費120億円は伊達ではない
このトゥルーライズと言う作品、そのたっかい制作費によって、最初から最後まで非常に贅沢なことをしている映画でもある。
・冒頭からでっかい屋敷の中に 池の底から潜入し、中では豪華な舞踏会。
・街中と巨大ショッピングモールで、馬とバイクによるチェイス。
・ポールダンスなんてものまであり、
・いつものドンパチも勿論やってるし、
・長大な橋の用意とその爆破までやり、
・終盤にはハリアーまで使う徹底振り。
金が無きゃ一つの映画で出来ることは1つか2つだろうというシーンが、この映画には沢山詰め込まれている。
やることが派手だねぇ。
極悪人なのに何故か憎めない敵役、アジズさん
敵のリーダーはテログループ、「真紅のジハド」のアジズ。やってることは極悪そのものなのだが、妙にベネットのようにコミカル。
何度かあるシーンなのだが、思わず二度見をしたりする際の動きや、部下や協力者が間抜けで苦労していたり、ハリーの一家には笑顔を曇らされたり。挙句の果てにはミサイルに引っ掛かってそのまま吹っ飛ばされ、部下のヘリに命中して爆死してしまう始末。ベネットより酷い死に方のはずなのに爆笑してしまう最期になっている。
役者さんの演技もさることながら、それを吹きかえる若本ボイスのハマリ方も素晴らしく、コマンドーの新録で彼がベネット役に選ばれたのも納得です。
文句の付け所がない
嘘と家族愛をテーマにしつつ、いつも以上に豪華なアメリカ映画。綺麗なハッピーエンドだし、役者の演技、日本語の吹き替えも隙が無く、あらゆる方面で完成度の高い映画。是非とも一度視聴してみることをオススメします。