12/16(土)に大阪日本橋の「フリースペース うぇぶすた」さんで開催されたゲームイベント「うぇぼ #16」に、今回も参加してきました。勝者が種目となるゲームを決め(電源ゲー、非電源ゲー問わず)、銀河一決定戦が行われる昼の部。今回種目となったのは「Nidhogg」「ガイスター」「カポエラーのベーゴマ(ポケモンスタジアム金銀)」の3つです。
Nidhogg(ニーズヘッグ)
ニーズヘッグは海外製のインディーズゲームで、STEAMでは2014年に、PS4とVITAでは2017年に日本一ソフトウェアがローカライズして配信を開始している対戦ゲーム。蛇神ニーズヘッグの贄としてその身を差し出す為に決闘を行う、という一風変わったゲームです。
1対1の横スクロールの対戦ゲームなのですが、相手を倒すのは必要な行動の一つに過ぎず、ステージの最奥へゴールすることが勝利条件となっています。最初にプレイヤー同士で決闘し、相手を倒した方が進行する権利を得て、倒された方が進行を阻止。進行出来るのは常に倒した方だけとなる為、倒した方は可能な限りやられずに進行し、倒された方は少しでも早く相手から進行する権利を奪い取らないといけません。
剣は下段・中段・上段と構えて、そこからボタンを押すことで攻撃。相手と同じ位置で構えていれば自動的に防御及び迎撃する形になる為、「走ってくると読んでリーチのある中段に構えて突き」「前転して潜ってくると呼んで下段に構えて待つ」「相手は地上で構えると読んでジャンプして飛び越える」「飛んでくると思っているだろうから前転して潜り抜ける」と言った具合に操作も択もシンプルながら熱い読み合いが繰り広げられます。
また、剣を投げるorジャンプキックを食らうと剣を無くしてしまいます。この状態だと移動スピードは若干ながら速くなるし相手を倒すことも可能ではありますが、当然ながら択が限られて非常に不利。武器落としを狙うのも戦法の一つとして成り立っています。
倒されてもすぐに復活する為、どちらかがゴールするまでは何度も読み合いが繰り広げられることになります。場合によっては尽く阻止側の攻撃が外れて1分と経たず決着が付くこともあれば、お互いに一進一退を繰り広げ、5分10分と掛かることも。とことんシンプルでありながら奥深い対戦ゲームです。価格も税込1,080円と安価で、気軽に始めやすいのもミソ。
ガイスター
今年で35周年となるボードゲーム。将棋やチェスにも通ずるものがありますが、それらとはまた異なるゲームです。互いに青い善霊×4と赤い悪霊×4の計8コマを6×6マスのフィールド内で動かしていきますが、相手にはコマの色が見えないのが最大の特徴。
勝利条件は①相手の善霊を全部取る②相手に自分の悪霊を全部取らせる③相手フィールドの左右端にある矢印マスから青いコマを一つ脱出させる の3つ。ここに先述した、相手のコマの色が見えないという部分も重なり、相手のどのコマが赤なのか青なのか、取って良いのか悪いのか、という読み合いと化かし合いが繰り広げられます。
コマを取れば取るほど相手の動かせる数を減らせますが、先述したように赤を4つ取ると負けになる為、相手のコマを取ること事態にリスクが発生します。2つならまだしも、もし赤を3つ取ってしまうと、それ以降は常にコマを取る=敗北のリスクが付き纏うことに。逆に青ばかり取った場合は強気に取っていける為、取るコマによって動きも大分変わってくることに。
一方で青を脱出させるのを狙っても、相手がそう易々と到達させるわけもありませんが、色が見えない為、赤を青と偽らせて取らせるように仕向ける戦術も、一旦赤だと思わせて進行を止め、いざ守りが無くなったら進行させて脱出させる戦術も取れたりします。この脱出マスに向かうor向かわせるコマが赤か青かの、間違えれば即敗北もあり得る読み合いが、個人的に一番面白いと思った部分。
コマの初期配置は自由に弄れるのも良い所。自分は端でコマを3つ一直線に攻めさせるジェットストリームアタックをやりまくっていました。赤3だったり、青が混じっていたり、やるごとにバラバラにしていましたが、端を攻めるという時点で相手に択を迫れて非常に楽しいです。まぁ勝率と必ずしも結びつくわけじゃないんですが(汗
なお、決勝戦ではお互いにコマの数が2vs2まで減り、取るコマの色を読み勝った方が勝利という熱い展開になりました。
カポエラーのベーゴマ
ポケモンスタジアム金銀に収録されているミニゲームの一つ。こうそくスピンで他のカポエラーを場外へ5回出せば勝ち。あくまで相手を出した回数で決着を付ける為、この手の対戦には珍しく、自爆しても減点などは無いのが遊びやすい所。ちなみに各ミニゲームの操作ポケモンは正式名とニックネームで構成されているが、どのミニゲームも4Pのポケモンだけ適当なネーミングが付いていたりします。
出掛かりが最も弾き飛ばす力が強く、タイミングが合うと反対側からでも吹っ飛んでいったり。またスピンにもクールタイムが若干あるので、ここを狙われると一方的に押し出されてしまう場合も。まぁいつものうぇぼの4人対戦とは違い、操作性も相まって特定の人を共同で倒すのも難しかったので、大抵はやられる前にやれの精神でのバトルになっていましたが。
人数の関係上CPUが混ざる場合が何度かありましたが、CPUを「つよい」にしていた為かなり手強く、時にはCPUが勝利してしまうこともありました。
ガイスター、おもしろ!
今回も非常に面白く楽しく盛り上がった3競技ですが、個人的にはガイスターが一番はまりました。将棋やチェスにも通ずるものがありながら、カードゲームにも似た化かし合いの読み合いがとても面白かった。また遊んでみたいですね。
(夜の部に続く)