ツイッターで教えてもらって驚愕した、「ジュニア」を見ました。一言で言うとシュワちゃんが妊娠して子どもを産む。という字面だけを見ると強烈過ぎる作品。
コメディなのでドンパチは無いよ!
人体実験に性別は関係なかった
ジュニアでシュワちゃんが演じているのは、婦人科医学の研究員アレックス。メガネにスーツのインテリなシュワちゃん。
猿を使って流産の確率を低下させる新薬を開発しており経過も順調でしたが、人体実験の認可は下りない所か予算削減の煽りを受け研究は打ち切り、研究室も追い出される憂き目に遭います。
・・・が、その人体実験は組織反応を確認出来れば良いので、妊婦である必要、つまり女性である必要は無いのでした。
研究パートナーのラリーはアレックスの精子と提供された卵子で受精卵を作り、それをアレックスの体内で育てながら新薬の実験を行うことを提案。アレックスも説得に折れ、実験は密かに開始されるのでした。
母性に目覚めていくシュワちゃんは必見
当初は3ヶ月だけ経過を見れれば良いということで始めた人体実験でしたが、女性ホルモンも同時に投与していた為か次第にアレックスは妊婦そのものな行動と言動を取り不安定になっていきます。
母体である自覚も芽生えたアレックスはラリーの提案も拒絶し産むことを決意。ラリーも折れ、出産するまでサポートをすることになりますが、その間にも研究所所長のヘインズには嗅ぎ回られ、妊娠した元妻のアンジェラが訪ねて来る等振り回され続けることに。
その中でアレックスは研究室の新たな主のダイアナと親密な仲になっていきますが、ラリーが入手した卵子はそのダイアナのものであることを後になって知ってしまいます。意を決し打ち明けますがダイアナは激昂、更に密かに続けていた実験もヘインズに遂にバレてしまった為、アレックスは人里離れた妊婦達が集う場へと避難。女装をし、正に妊婦そのものとなって出産の時を待つことになりました。
最終的にダイアナは母親であることを受け入れ、アレックスの出産をサポート。アンジェラもまた同じ日に出産し、ラリーは再婚することになりました。
尚、ヘインズは成果を横取りしようと画策しますが、裏を掛かれて失敗。更にはクビになりましたとさ。
中身はかなり真っ当な感動作
シュワちゃんが妊娠するという事実だけを見ると衝撃的な作品ではありますが、中身は妊娠して出産するまでの過程、意図せずして母親になった女性達の悩み、離婚した夫婦がやり直すまでの過程等を真面目に描いた感動作でギャップがあり、そこが良い所だと自分は感じました。
特に出産のシーンはとても良いですね。誰が産むのであろうと、子どもが産まれるシーンというのは感動を覚えるものです。