今年の曽爾高原は一番高い所まで行って日没を見てきました

11月8日に談山神社と長谷寺で結果的にちょっと早かった紅葉を見に行きましたが、向こう3週間の土日に既に予定があった為、もしも車中泊もするなら今日しかない、ということで翌週の11月15日も車で出掛けました。

御杖と曽爾への案内がある山の中、ということは目的地は勿論・・・?

はい、正午過ぎくらいに到着しました、「曽爾高原ファーム」。本日の目的地は「曽爾高原」でございます。曽爾高原は秋がススキのシーズンで一年で一番見頃。去年も一昨年も来ましたが、曽爾高原のススキは自分の中では年に1回は見に来たい場所になってます。

しかもこの日はご覧の通りの雲が少ししかない快晴で、絶好の行楽日和。とはいえ、お昼の時間に来たばかりなので、高原へ登る前にまずはお昼ご飯を食べましょう。

焦らなくても高原は逃げません

シーズンということもあり、ファームの前には屋台もいくつか出ておりまして、ファーム内やお亀の湯のレストラン以外でも昼ご飯の選択肢があるのが嬉しい所。

というわけで、屋台で買ったのは炊き込みご飯とお亀豚汁、串こんにゃく。時期も時期だけあってこんにゃくと豚汁の温かさが体に染みる。こういう場所で外で食べるお昼ご飯はこういうので良いんだよってのが詰まってます。

腹も膨れたし、では次はお風呂に入りましょう。というわけで「お亀の湯」で先に入浴。もしかしてアルカリ性炭酸泉としては、お亀の湯は奈良県一とかだったりするんでしょうか?このヌルヌル感は洞川温泉や下北山村の温泉よりも凄かった気がします。偶然にもお土産の曽爾高原ビール3本セットも割引だったので思わず買っちゃった。

そして、この時期は外でも売ってるおかげで、人が並んでいるので毎回諦めているレストランで提供している曽爾高原ビールの生も呑めるわけですよ。この為に早めに来たと言っても過言ではありません。

風呂上がりの生ビールって、最高だよな!(午後2時

おともにケチャップたっぷりのハンバーグはどうだい!!

・・・いや、当然私も分かっておりますよ?呑んだら乗るな、乗るなら呑むな。けど、どうせ帰らないつもりなら、その日の昼間に呑んじゃっても何も問題ないですよね?この日は割と真剣に一泊するつもりでやってきたので、それなら昼から呑めるなと思ったのですよ。いやーこんな高原で良い天気で風呂上がりという最高の状況で呑むクラフト生ビールとか最高に決まってるじゃないですか。

このハンバーグも曽爾高原のほうれん草が入ってたりするし、肉汁もたっぷりでお肉感バリバリの普通に美味しいハンバーグだったので、ビールもよく進みました。高原ファームで呑む曽爾高原ビールは、美味いぞ。

いざ往かん曽爾高原

ともかく、登る前にやりたいことは全て済ませたので、いよいよ目的地へ。高原ファームから行く場合は高原の入り口前まで続く道路の途中から登山道に入り、20分程登山をしていかなければなりません。ちょっと疲れますが、まぁ入り口前まで車で行こうとする人はメチャクチャ多いので、冗談抜きで地獄のような渋滞ですのでこれが確実。

しっかりとその中で秋を感じることも出来ますし、このルートは疲れるけど好き。疲れるけど。

また、去年は無かったのですが、高原ファームと入り口前の中間くらいの所にも駐車場が新たに作られておりました。仮設トイレも設置されてましたし、ある程度の徒歩が我慢出来るのなら、ここからでも良いと思います。

で、登り切って無事に3時過ぎくらいに曽爾高原に到着。今年は数年ぶりに池のライトアップも再開ということで、暗くなったらさぞ綺麗な光が上から見えることでしょう。

流石にシーズンだけあって、辺り一面のススキが見事。おまけに見ての通りの快晴、本当に絶好の観光日和。

・・・ですが、それを楽しむ為にはあの高原の上まで登らなければなりません。

このめっちゃ人が登っているのが見える階段を、です。高原まで歩いたら、更に高原でも歩かなきゃいけない。曽爾高原の観光は実質的に登山のようなものなのです。

まぁ、この登っている途中で見下ろすだけでも、めちゃくちゃ綺麗なのが曽爾高原という場所でもあるのですが。

階段を登り切った所からの眺めも綺麗なのですが、今回の目的地はここではなく。

あれです。

あれ。

この階段を登り切った所からでも更に遠くに見える、あの丘というか崖みたいな、一番高い所。標高1038mの倶留尊山。最も高く、最も綺麗な景色が見れる場所です。

ですがその前に、反対側の亀山の方にも登ってみた。

この場所からなら、東の方の空も良く見えます。もし、曽爾高原で日の出を見たいのであれば、ここへ来ることになるのでしょう。

では改めて、倶留尊山へ登りましょう。近づくにつれ険しい斜面を登ることになって鎖も設置されていたり、気を付けないと本当に怪我しかねないルートですが、苦労した末にようやく到着。

振り返れば階段の終わりがあんなに遠くに。どれだけの距離を移動してきたのかが分かりますね。そして、ここからの高原の眺めは・・・

・・・もうね、凄いという言葉を言えば言う程軽くなってしまいそうな程、凄かった。高原どころか山の向こうまで全てを見通せる高所から、陽が完全に沈むまで、そして沈んでからもほぼほぼ真っ暗になるまで、ずっとここからの光景を見ていました。

陽が沈んだら沈んだで、前述したように池の周辺がライトアップ。スマホやライトの光が無い限りは、真っ暗な高原の中でそこだけが光り輝いており、こちらもまた素晴らしい光景でした。

そして倶留尊山も階段も降りて高原に戻れば、空には満天の星空。地上も空も絶景しか存在しない、この日の曽爾高原はそんな場所でした。

この後、この日2回目のお亀の湯に入り、風呂上がりの炭酸でぷはぁーっとした後、一泊して日の出を見て帰ろうかと悩んだ末に、「寝て起きてまたあの往復をするのか・・・?」となり、今回は帰ることに。生ビール1杯分のアルコールなら、既に8時間は経過していたのでとっくに抜けているので車で帰っても問題なし。日帰りとなりましたが、今年も曽爾高原で最高の「秋」を感じることが出来た一日でした。

撮った写真はここからまとめて掲載しておきます

昼間、階段を昇る前の曽爾高原。

階段の途中。

亀山から見た光景。

倶留尊山からの光景①

倶留尊山からの光景②。ポットに入れてきた湯で淹れたコーヒーで暖まりながらパンを食べ、夕日と池を眺める。

倶留尊山からの光景③。1枚目から順に、夕日が沈む直前から完全に沈むまでの4枚。

倶留尊山からの光景④。陽が沈んだ後の写真。この後に下山。写真だとまだ明るく見えるけど、実際には足元はほぼ真っ暗になりつつあり、ライトで照らしながら下山しました。

降りてる途中も含めた、ライトアップされた池。3年ぶりの光景。

階段から無事に降りた後。残しておいたもう1杯分のお湯で紅茶を淹れてもう1個のパンを食べる。

ライトアップと星空のコラボレーション。

ライトアップと星空のコラボレーション②。

曽爾高原は本当に素晴らしい、人里離れた山奥にある秘境。是非とも、秋には一度訪れてみてください。

写真と一通りの振り返りは↑のポストのツリーもどうぞ。

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