葛城山や二上山の麓、香芝市から御所市まで伸びている奈良県道30号線こと、山麓線。県民には割とお馴染みな移動路の一つですが、この道路沿いに私の大好きな「梅乃宿酒造」があるわけです。
が、それを除けば「道の駅かつらぎ」と「二上山ふるさと公園&道の駅」以外は殆どあの街道沿いのお店とかに入ったことがありません。気になる飲食店とか結構あるんですけどね。そんなわけで今回はそれ目的に山麓線を走ってみることにしました。
まずは酪農カフェへ
まず一軒目、道の駅かつらぎの交差点を南下して、カントリーロードというドッグランが見えたらその先に「ROUTE88」という看板が左手に見える交差点があるので、ここを右折。車一台分くらいの細い道ですが、道なりに直進して行きます。
その奥に、「酪農カフェ 酪(らく)」という古民家を改装したカフェがあります。内装も古民家そのままで、今は冬ということもあって年季の入ったストーブが稼働していました。
まずはお昼ご飯もまだだったので、鹿肉が入荷した時だけ提供しているという「鹿肉アジアンカレー」を注文。ハヤシライスのような甘みも感じるカレーで、少し独特な味わいがグッド。
そしてその後に注文したのがこちら、酪さんの名物「葛城最強プリン」。何が最強かと言いますと・・・
マジでプリンの固さではない、スプーンを入れる時びっくりする pic.twitter.com/xPUKo293WZ
— もみじ (@momiji_mypace) February 2, 2025
固さ。なんとスプーンが突き刺さって固定されるという信じられない固さをしたプリン。初めて食べる時はスプーンを入れる時の固さに衝撃を受けること間違いなし。しかし固さにこそ驚くものの、味わいもめっちゃ絶品。酪農カフェだけあって、歴史の長い葛城山麓の牧場の新鮮な牛乳で作った、とても良いプリンです。お値段も1個360円ととてもお安いし、お持ち帰りも出来ちゃいます。
以前から気にはなっていたお店だったのですが、この葛城最強プリンは良い、非常に良い。他の新鮮な地産地消のメニューは勿論のこと、このプリンの為にまた来たいと思いました。
追撃の酪農カフェ
お次は山麓線に戻ってまた南下すると、脇田の交差点を過ぎてすぐに右手に手作りの看板が見えますので、ここからずっと直進して登り続けていくと「ラッテたかまつ 夢ラッテ」という酪農カフェに到着します。こちらは様々な酪農体験も出来るとか。
新鮮な牛乳で作ったソフトクリームや豊富な種類のあるソフトクリームが看板商品。今回はアイスクリームのダブルでミルクとバニラを注文。どちらも牛乳アイスなのに味わいが全く違う。特にバニラの濃厚な甘さが1番人気も頷ける美味しさだった。勿論コーヒーや紅茶にもフレッシュではなくミルクが出てくる。
その他、ヨーグルトやパフェ等のスイーツに、自家製モッツァレラチーズを使ったピザ等、とにかく新鮮な牛乳から作られるメニューが豊富。こちらも足を運ぶ価値のあるカフェだったのでまた寄りたい。次はピザとヨーグルトなんかも良いなぁ。
ちなみにラッテたかまつさんへ向かう途中で右折したら「新庄乗馬クラブ」を見つけました。ここにあったんですねぇ。ちょうど外で乗馬をされてる人がいたので少し眺めてました。乗馬かぁ、そういう趣味もありかもなぁ。
帰りは銭湯に行かないか
さて、たかまつさんを出た時にはもう4時。そろそろ帰路も考えなければなりませんがこの辺まで来たならもう少し!ということで、山麓線に戻ってから南下して、櫛羅の交差点を左折。そのまま道なりに真っ直ぐ進み続けると、JR御所駅前の「新地商店街」に着きます。
この商店街に入ってすぐ右折してしばらく直進すると、「御所宝湯」という銭湯があります。そう、奈良の中~南部の温泉も開拓したかったので、今回はここを目指したのである。2008年に廃業した銭湯をリノベーションして新たに22年にオープンしたとか。
中は入り口ロビーも浴場内も本当に昔の銭湯そのまんま。ご丁寧に瓶ジュースもあります。ただ、リノベーションによって銭湯の奥にととのいスペースが新たに設けられ、セルフで水を石にぶち込んでロウリュするサウナと水風呂、外気浴でととのうことも楽しめるようになっています。湯舟とシャワーしか使わない人は480円で済むというのも良き。レトロな銭湯の雰囲気やフィンランド式のサウナがたまらないって人には凄く良い場所だと思うし、足を運ぶ価値はあると思います。
ちなみにこの商店街から程近い所に酒造が一軒あったのですが、5時に閉店だったので行くこと叶わず。ついでに言うと櫛羅の交差点にもすぐ近くに酒造がありました。行けたはずの酒造を2か所も行く機会を逃してしまいました、不覚。
梅乃宿も行きまして、あらごしシリーズが今日から値上げという張り紙があったので、みっく酒を1本購入。
更に燗専用の純米酒という、この季節用の日本酒が直営店限定で売っていたのでこれも1本購入して、夜に早速呑んでみた。・・・これは、本当に燗にすると美味いお酒だ。普通に日本酒を熱燗にするのとは全く違う美味さがある。こういう日本酒もあるんだなぁ。
まだまだ開拓の余地がある
結局、山麓線沿い自体は酪農カフェを2軒開拓しただけになってしまったが、長年の農業の歴史があるあの地域は、開拓出来るお店はまだまだ沢山あるのは間違いない。御所の方も殆ど知らないし、今年は中部地方へ外出する機会を増やしていけたらなぁと思います。