いつかは遊んでみたいなーと思っていた、PS1の名作、「夕闇通り探検隊」。先週、中古屋で見つけたので決心して、遂に昨日購入いたしました。
約2万円という価格でしたが、ディスクに傷は無く、説明書もマップも綺麗と、状態は良いものだったので良い買い物になったと思います。年末年始も高い買い物は一切していなかったし。
3人の少年少女が、街に飛び交う噂の真実に挑む
メインとなる人物は3人。中学2年生のナオ・クルミ・サンゴ。とある噂を確かめに行ったことで人面カラスに呪われた3人は、この街に飛び交う様々な噂を検証していくことになります。彼らの回りには様々なクラスメイトがいて、絶妙なキャラ付けをされていて一人ひとりに個性が立っているのが特徴。彼らと過ごし、関わっていくことで検証するべき噂の情報を仕入れていきます。
検証し、解決していく噂は実に様々で、下らない与太話であったり、ガチの心霊現象に遭遇するものだったり、彼らの暮らす陽見市に古くから存在する土地神に纏わるもの、そして彼らを呪った人面カラスの正体と謎について近づいていくもの等があります。
凄まじい作り込みが生み出した「生きている」街並
さて、このゲームは東京の日野市をモデルにした、架空の街が舞台となっておりますが、その街の作り込みが凄まじい。1999年発売、18年前のゲームでありながら、俗にいう雰囲気ゲーとしては、これを上回るものが果たしていくつ存在するのかと考えてしまうほどです。
冒頭の、夕暮れに工事をしている鳥塚の鳥居の周辺。この1シーンだけで、このゲームの作り込みの程が伺えます。
当然のように雑音のような通行人のガヤガヤした声や、やって来て止まった後また出発するバスや電車の音。街を行く通行人の姿は何十パターンもあるし、暗くなると電柱の明かりの下では少しキャラが明るくなったり、遠くでは鷺が飛び交う等、
正にゲームでありながら、本物の街であるかのように人や物が生きています。
買ったことに間違いは無かった
まだまだ始めたばかりで、44ある噂も2つクリアしただけ。ですが、やはり買って良かった、自分の手で遊んでこそのゲームだとはっきり感じています。
昔のゲームであることや、リアリティの為にテンポが犠牲になっている面もあり、全100日というのはかなり時間が掛かりそうではありますが、それ以上に惹きこまれるモノがこのゲームには確かにあります。毎日少しずつ進めて、クリアを目指したいですね。