最近は金曜ロードショーも毎週ミッション・インポッシブルをやってて、映画館へトムをキメに行こうぜという機運が高まっておりましたが、ちょうど日曜日が1日でもあったので、M:Iの最新作を劇場へ観に行って来ました。
前作がパート1だったので今回パート2かと思いきや、なんかタイトルも変わったみたいで。というか前作いつの間にかパート1じゃなくなってるし。ただ、トムがバイクで崖上ダイブからのパラシュートというまーた命懸けの生身スタントから列車に乗り込んだ前作からそのまま話が地続きなので、出来れば前作のデッドレコニングを予習しておくのが吉。
これは・・・ジェネリック・トップガンじゃな?(違います
前作から敵は変わらず、ネットの海に潜り込んだAI。前作でそのAI、エンティティを物理的に制御する鍵を奪った所で終わり、そっから数か月でネット上は汚染された捏造・デマ情報に溢れ、世界中の核発射施設も掌握されるという過去一ヤバい状況からスタート。・・・いや、規模が大きくなり過ぎじゃなーい?
そんなガチで世界の危機を救う為にイーサンが奔走したのが本作なわけですが、もう端的に申しまして、加点方式での評価なら全編に渡って還暦を迎えても尚も体を張るトムで無限に評価が上がる、そんな作品だった。トムの前には脚本が正直微妙だったことも霞む。
空では飛行機に張りついたりとんでも操縦をかますトム、地上ではお馴染みトム走りで駆け抜けるトム、そして海では飛び込んだり潜水服で潜ったりするトム。陸のトム・海のトム・空のトム、ぜーんぶ揃ってる。もう無いのは宇宙空間で活動するトムくらいだな。
特に海に関しては、前作の冒頭で沈んだあの潜水艦に入らなければならないという展開の都合上もあり、潜水服でたった一人で活動するトムのシーンがかなり長い。その間はトムが独り言を零したりもほぼしないのもあって、M:Iからホラー映画になったかのようで雰囲気がここだけ全然違った。そこからの脱出の仕方もホントにそうはならんやろけどイーサンならまぁ仕方ないかという感じで、もう人間辞め度も極まってるなぁと感じた。
あと、終盤のトムは一人だけガブリエルを追い掛けてヘリにしがみついてそのまま空の上でガブリエルとタイマンをするわけなんだけど、これも飛行シーンが長いわ、トムが操縦するわで、なんかもう、これトップガンやないか?と思った。サイクロンとコヨーテが出演してるし、トムが空母に来るシーンではOPをオマージュしたかの如く戦闘機が発進していくし、脳内でデンジャーゾーンが流れてきた。マーヴェリックに脳を焼かれた身なので、トム×空母はもうトップガンなんだ、これはもう仕方ないんだ。
まぁそんなわけで、トムのトムによるトムファンの為の映画と言えるような、最初から最後まで特濃のトムを堪能出来る映画なので、トムファンは是非とも映画館へ足を運びましょう。