ボンバーマンジェッターズ 15話・16話 感想

15話 さらばジェッターズ

前川脚本回。フレイムボンバーに敗れたシロボンはジェッターズを辞めることになり、ボンバー星へと帰ってしまった。

「ボンバーマン」「子ども向け」という作品の前提を忘れそうになるほど、壁にぶつかり、挫折した10歳の少年が再び立ち上がり、歩き出していくまでを恐ろしく丁寧に描いている1話。

シロボンは負けたことをまるで気にしていないかのように振舞っていたが、その仮面が剥がれたのはボンバー星に帰り、お風呂に入りながらボン婆さんに優しい言葉を掛けられた時。子ども心には厳しく怒られるよりも、優しくされる方が実は効く。

怒られるということは期待されているから。つまり怒られないということは期待すらされていなかったことになる。数合わせで野球をやった時も、ジェッターズに見習いで入った時も、誰もシロボンにマイティのような活躍をしろなんて思ってはいなかった。

でも子どもは、周りがそう思っていても一生懸命頑張るものなのです。

だからこそ、例え怒られなくたっていつかは堪えきれなくなる。優しくされた時なんて特にね。

好きなことなら周りを気にせず続けろ、でも嫌いなら無理に続けたって続かない、だから嫌いならお兄ちゃんもやらせない」とシロボンにかつて語ったマイティ。

自分が本当にしたいことが何なのか、迷い苦しむものじゃ。そこから逃げるな。お前も苦しめ。そしてその先は・・・」と今悩むシロボンを導くボン婆さん。

二人の言葉を胸に、シロボンは歩き出した。まだ10歳の少年に、この作品の大人たちはただ怒って考えを押し付けたりはせず、自分で悩み、考えていけるように接して、その成長を見守っている。シロボンは本当に、周りに恵まれている。

一方でバーディの口から語られた、「マイティは弱音を決して吐かなかった」という事実は見方を変えると辛い。つまりバーディにすら本音を語っていなかった。仲間を信頼してくれとシャウトに願うのは、マイティが自分一人で抱え込んだまま失踪してしまったことの裏返しなのだろう。

16話 帰ってきたシロボン

再び前川脚本。修行の塔で修行を始めたシロボンの前に最後に立ちはだかったのはボン婆さん。投げたボムはすり抜けてしまうなど昔より弱くなったと言われる始末で、ボン婆さんにコテンパンにされてしまう。

が、それによってようやく気づく。ただボムスターが2個になった所で、何も変わってないし強くなっていないと。ボムスターを手に入れて浮かれた結果、「ボムの力はボムに在らず、心に在り」すらも忘れてしまっていたシロボン。それを思い出した時、2つ目のボムスターはシロボンを持ち主と認めたのだった。

ジェッター星に帰ったシロボンはそのままジェッターズを追って合流。フレイムボンバーの猛攻をものともせず、新技、バーニングファイヤーボムでフレイムボンバーを一撃で打倒。フレイムボンバーはキャラボンに戻り、またムジョーを追い掛けるのでした。

ただマイティみたいになりたいというふわふわした考えだった自分から卒業し、ボンバーマンが好きだからジェッターズに戻りたいという意思を持てたシロボン。今いるべき場所に帰って来たシロボンは再びシャウトの家で居候しながら、ジェッターズの日々に戻りました。

ジェッター星に「帰る」と言われたボン婆さんの心境はどんなものか。孫が成長したことが喜ばしい反面、今いるべき場所がここではないことに寂しさも感じていたことでしょう。

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