恨み来、恋、恨み恋。 7巻 感想&レビュー

人の恋路を邪魔する鬼は、

午に蹴られて辰に殴られて

猫に引っ掛かれて

子に噛まれて何とやらだ!

恨み来、恋、恨み恋。」の7巻が本日発売となりました。今回の表紙は恭一と夏歩。構図が4巻に似ているのに加えて、色も4巻がシルバーで7巻がゴールド。意図的に合わせたそうです。

今回もとらのあなで購入。おなじみの描き下ろし漫画があるミニリーフレットです。

4巻以来の、1冊丸々シリアスなバトル編

前巻のラストで鬼へと変貌した朱華。古来より存在する妖怪な上に、十二町の歴史も相まってこれまでの妖怪とは比べ物にならないほどの力を持つ化物になってしまいました。

この異常事態に、宮湖は閃と酉寺を連れて迎撃に向かいましたが、鬼の圧倒的な力の前にボロボロ。意外にもこれまで活躍してきた宮湖と閃は、今回早々にリタイヤ。

その代わりに今回活躍するのが、ようやく大きく関わってきた午家の当主の午坂遥菜と、これまで力の詳細が不明だった辰家の当主の全さん、そして夏歩と妖怪になり真の力を覚醒した恭一。朱華が大切な存在である少年少女と、その若さに当てられたじーさんが朱華を救う為に戦います。

背負われた恩を今こそ返す時

両親を殺され、なりそこなった恭一は子国の本家からも遠ざかり、幼い頃から一人暮らし。しかしその傍らにはいつも朱華がいてくれたおかげで、今日までの恭一があったと言えます。

丑に背負い続けてもらってきた恩を今こそ返す時。恭一は記憶の中にあるかつての自分から力を借り受け、そして強力な助っ人達の力も借りることで、何とか朱華を助けることに成功。表紙も飾る今巻の恭一は、紛れも無く主人公の貫禄を見せました。

・・・しかし予想通り、朱華も妖怪になってしまいました。とはいえ、恭一も夏歩も妖怪なのに朱華だけ人間のままなのも変な話なので、夏歩とは同じ土俵に立ったとも言えますね。

一難は去ったが問題は一杯

朱華を助けることに成功したものの、黒幕は取り逃がし、朱華を鬼にした虎虎も行方が知れないまま。おまけに恭一も朱華の気持ちを知り、心が揺れ動く?ことに。

しかも今回は閃が以前危惧していた、宮湖と恭一がぶつかってしまう展開になりかけており、もし恭一が来るのがもっと早ければ朱華の処遇を巡って争っていた可能性もあります。今後の展開によっては、本当に二人が戦ってしまうかもしれませんね。

第8巻は今冬発売予定。予告を見る限りでは、まだ今月のjokerより先の話で虎虎の子国家への憎悪がはっきりとするようですね。あと皆で温泉に行く?ようで。