コープスパーティーBloodCovered(漫画版) 4巻 感想&レビュー

(単行本発売日:2010年9月22日)

大人気の刻命裕也が登場する4巻の紹介をしていきましょう。

こちら4巻の購入特典。何やらいつもと違う制服を着ている珍しいイラストです。

呪詛十五「変異」

3巻のラストで突如サチコが襲撃しそのまま由香が攫われましたが、すぐ近くで解放された様子。まだ哲志達を殺すつもりはないようですが、哲志達からしたらたまったものじゃありません。

保健室で一休みしていると、由香が尿意を催しトイレを探しに行くことに。すると外の廊下で森繁に再会しましたが、死体の写真を撮っていたと思われる彼に二人は動揺しつつも、別れて再び探索に戻るのでした。

流れとしてはサチコの襲撃以外はゲームとあまり変わりませんが、哲志の心理描写が多く増えていてより状況に対する不安と森繁に対する疑心が強調されています。

呪詛十六「もう一つの悪夢」

扉絵は就寝中の哲志に悪戯を仕掛けようとする由香の絵。哲志の寝相が少し悪いのも気になるし、地味に由香がヘアバンドをしていない珍しい絵だったりもする。

森繁と別れた後、地震に襲われた二人は突如現れた扉を開き、その先の別館へ。そこで生存者と出会いましたが、彼女は既に狂っていた。トイレも全滅していて仕方なく外に行った間に哲志と由香がはぐれ、由香は森繁と再会するのだった。

由香が雪ちゃんから逃げる所と美月さんの狂いっぷりは、ドットの表現だけではイマイチ恐怖感が伝わりにくいシーンを上手く表現していると思います。

呪詛十七「孤独な小鳥」

joker掲載時はセンターカラーの回。森繁から逃げた先で、由香は妙なうわ言を繰り返す女子に遭遇。結果的に彼女に救われた由香は森繁から逃げることに成功。そのあと刻命裕也と出会うのでした。

ここから由香がメインとなる為、彼女の心理描写が補足されている。特に森繁から逃げた判断の理由に、「さっき会ったばかりの人(美月)が森繁の目の前で死んでいる=森繁が殺したのでは?」という疑念があることを言及してるので、より由香の視点から見た森繁への疑念と不気味さが描写されています。

・・・まぁそれを差し引いても、この森繁気持ち悪すぎるのですが(汗

あと黒白さん(今回の狂った女子)もゲームではただ突っ立って喋るだけのキャラだったのですが、漫画では突然髪の毛も引き千切りだす等、かなりイカれた狂人にされています。ついでに、ゲームでは哲志と別れる前に遭遇しているのでそこも少し展開が変わっている部分ですね。

この回と次の回は幽霊が一切出て来ない代わりに、狂人は幽霊よりも恐ろしいということを強調している気がする。

呪詛十八 「差しのべられた手・・・」

由香は刻命裕也という少年と遭遇。彼を信用し共に探索する中で、刻命の友人である黒崎とも合流するが、実は刻命こそが由香が先ほど見た死体の女子、美月を殺害した張本人。由香がトイレに行っている間に、彼は黒崎をも手に掛けた・・・

ページ大増で一気にチャプター3の範囲を終わらせた上に、由香と黒崎がゲームとは全く異なる出会いをするという漫画版独自の展開で進んだ回。

前回の出会いからして、刻命にはかなり強烈な善人オーラが外面に付いて誰だお前状態なのですが、更には色々と頼りになるが為に由香は刻命に移り気しかける。哲志が美化され過ぎてないか(汗

・・・とは言え前半の刻命があまりに完璧超人な分、後半での豹変がより際立っています。

黒崎は漫画版に登場するよりも先にドラマCDのジャケットで篠宮先生の描いたのが公開されましたが、こちらでもほぼそのままのイメージ。連載当時はPSP版も出る前だった為、刻命にやられた黒埼が死んだのか、あらためて気になっていた人は私だけではなかったと思います。

また、刻命が肩に掛けている上着は血の跡を隠すためという理由にしているのは見事な改変点。それが見えるタイミングも、黒崎が落下する時なので黒崎の叫びにより刻命に対する怒りを感じます。

チャプター3がここで終了し、5巻からチャプター4の範囲に。

余談

おまけ漫画はチャプター4の冒頭。漫画ではオミットされていますが、単行本化に際して収録されました。

また、カバー裏は目がキラキラした王子様の服を着た哲志とお姫様の服を着た由香という、由香の妄想っぽいものになってます。