ガールズ&パンツァー リトルアーミー 全2巻 感想&レビュー (旧ブログから移設

(記事作成日:2016.1.21)

リトルアーミーはいいぞ。

うん、いきなり結論を言うのも

どうかと思うが、事実なので仕方が無い。

ガールズ&パンツァー前日譚(内容的にも連載時期的にも)

ガルパンの漫画の一つで、

西住殿がまだ小学生だった頃の話。

連載は才谷屋先生の漫画版本編と

同じく、TVアニメの放送前から

始まっており、全2巻と短いが、

前日譚としては非常によく纏まっている。

尚、その連載時期の影響もあって

設定に齟齬があり、みほとまほが

2歳差の姉妹となっているが、

この点にだけは目を瞑ろう。

続編ではきちんと1歳差に戻っている。

あんこうチームとはまた異なる友情の形

本編のガルパンは尺的な問題や内容的に、

不要なものは徹底的に排除した関係もあり、

あんこうチームは最初から非常に仲が良く、

喧嘩をすることもなく強固な結束がある。

が、こちらでは小学生ということもあって、

みほ・瞳・千紘・エミの4人が

戦車道をやる友達になるまで、

そしてなってからも何度も衝突する。

しかし衝突するからこそお互いを思いやり、

深く理解できる関係になっているし、

一丸となる戦車戦も含め、

そうした経験全てが最後へ繋がる

重要な要素。2巻という短さの中で

1話からコツコツと積み重ねたものが、

友達との一夏の出会いと別れを

意味のあるものにしている。

メタ的な意味では、続編の

リトルアーミーⅡの連載に繋がってるし。

まほの願いが成就するのはまだまだ先

また、本編ではラスボスだけど

出番が少なかったまほ姉ちゃんに

ついても補完がされている。

というよりこれを読まないと、

本編最後の「自分の戦車道を見つけた」

という西住殿の言葉が、如何に重要な

ことなのかが分からなくなる。

西住の家に縛られず自分の道を進み、

自分の戦車道を見つけることを願ったまほ。

そしてエミも、その真意を正しく理解していた。

だから本編のみほは、

そこから5年も経ってようやく、

姉と親友の願ったとおりの

みほになれたということなんですよね。

これを見てからもう一度本編を見ると、

見方が変わってくると思います。

ガルパンコミックスの中でも特にオススメの一冊

色々と、本編ではやれなかったことを

詰め込んだ漫画と言って良い。

喧嘩や衝突を繰り返して

友達と深い繋がりになって行く構成、

みほが転校前にあの行動を起こすに

至ったのを想像できる判断材料、

まほがどれだけみほを心から大事に

思い続けていたのか、そういった要素が

全2巻という短さの中に詰まっている。

本編と劇場版を両方見て、

そして次に何を見よう、

となっている方には、

是非ともオススメしたい。

本編の、特に西住姉妹についての

補完として、非常に重要な作品です。

そして、この作品の直系の続編として

リトルアーミーⅡもありますし、

戦車戦に出てきた3人娘が

フェイズエリカにも出ていたり、

菊代さんが才谷屋先生の漫画版にも

出ていたりと、他の作品にも

派生している部分も多々ありますので

是非ともチェック。

また、昨年に発売された

「ハートフル・タンク・アンソロジー」

には、リトルアーミーの設定集が

掲載されておりますので、

気になる方はこちらも。