血が出るなら、殺せるはずだ。 プレデターを見ました 感想

最近、やけにシュワルツェネッガー主演の映画を見たい欲が高まってしまい、遂に一本借りてきてしまいました。長年続く人気シリーズの原典、「プレデター」です。

最初から最後まで生い茂るジャングルが舞台

国境の先のゲリラに捕らえられた大臣を救出する為、ダッチ達はカンボジアが天国に思えるような酷いジャングルへ潜入。そっからダッチがただ一人生還を果たすラストシーンまで、ずーーーっとジャングルの中。

とても良いシチュエーションですね。視界の悪さと足場の悪さ、暑さのせいで兵士にとっては嫌な環境。プレデターにとっては好都合だけど、最後にはダッチに利用される。どちらも恩恵を受けていましたね。

ゲリラ基地を制圧!

コマンドーのようなドンパチは序盤のゲリラ基地制圧時にしかありませんが、その際の爽快感は中々のもの。車の爆発で倒壊、グレポンで兵士ごと倒壊、チェーンガンで蜂の巣と、ダッチ達がやりたい放題。実にスッキリしますね。

コマンドーより爆発が多い分、余計に圧倒してる感があります。

一転して、命懸けの逃走に

敵の大部隊が近づいているので急いで逃げ出したダッチ達。しかし、その途中で突然襲撃され、一人また一人と殺されていく。

襲う者から襲われる者へと立場が変わり、得体の知れない恐怖と戦いながら逃げ惑い、待ち構えることに。プレデターの人外の強さと装備故の不気味さが、ジャングルと相まって実に説得力があって、見ているこっちもいつ襲われるのだという緊張感に包まれました。ある種、捕食される側のダッチ達と似たような感覚。

結局、アンナ以外は全員死んでしまい、ダッチは一人でプレデターを打倒して脱出を図ることに。サバイバルナイフが一本あれば、何でも出来るという有用性を見ました。

結果として、ボロボロになりながらも生き残ったのはダッチだった。一晩掛けて罠や装備を入念に準備したダッチと、戦利品の頭蓋骨を眺めているだけだったプレデター。ダッチにとっては生き延びる為だが、プレデターにとってはただの狩り。精神的な面で、戦う前の段階から、プレデターは負けるべくして負けたような気がする。

人は時として、目的を達成する為には文字通り泥に塗れる覚悟も必要。ということなのかもしれませんね。

傑作ですな、こいつは

終始ジャングルが舞台という点、ゲリラ基地制圧時の爽快感、プレデター襲撃から始まる緊張感の続く逃走。そして兵士も道具もクソも無く、ただ生物として生き残りを懸けたダッチとプレデターの死闘。

全編に渡り見所がある傑作ですね。

プレデターという存在そのものに抵抗が無いのであれば、是非とも一度視聴してみてください。

余談

ふと気づいたことなんですが、ゲリラ基地から撤収した後、プレデターがサソリの死骸を手にするシーンの手の動き。これ、MGS4の序盤の回想で、スネークがしていた動きとほぼ同じなんですね。(オタコンに検査の結果を聞き、「せいぜい、一年ってところか?」と言って木の葉を握るシーン)

まさかあの何気無いシーンにも、小島監督の映画好きが反映されていたとは驚きです。